こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

おかげさま

2010年04月30日 | その他
買い物のついでにふらっと立ち寄ったお宅で、何の気なしに「たけのこの木の芽あえに使う山椒の葉っぱがほしいなあ」と言ったら、

「なんぼでももって帰り」

と、山椒の木に案内してくださいました。

「私も木の芽あえしよう」
と、彼女も一緒に山椒の葉っぱを摘み始めました。

葉っぱを摘み取りながら話をしていると、
「フキ、いらない?」

お父ちゃんもおばあちゃんも大好きなので、ありがたい、と言うと、今度はフキの生えている場所へ。

きれいに手入れされた畑に(私にはそう見えるのに、「草だらけで、汚いことして・・・」と、おっしゃるのです)何種類もの野菜などが植わっており、私には宝のように見えました。・・・・・これだけの手入れをしようと思えば、大変な労力だというのも分かりました。

フキを取っていたら、次々にあれもあげよう、これももってお帰りと、いってくださり、たくさん持たせていただきました。

私が盛んにいいですねえ、すばらしいですねえ、すごいですねえ、と言うと、彼女は「手が回らず横着なことばっかりしています」と、また謙遜されましたが、

「こうして季節の恵みがいただけるというのは、ありがたいことですね。先祖が残してくれた土地があるからこそですね。おかげさまです」

と、おっしゃいました。

自分では汚い作業をせずに一番いいところだけいただいてなんて申し訳ないことでしょう。私に親切にしてくださる彼女のおかげさまで私も、こんなにうれしい思いをさせていただきました。




<昨日の献立>
メバルの煮付け
味噌汁
若竹煮
木の芽あえ
にらの卵とじ
フキの佃煮
フキの葉の味噌煮

GWは・・・・

2010年04月29日 | 家族
17日に書き込みしたように、今のうちに年老いた両親に少しでも会っておこうと思い立ち、故郷に帰ってきます。

何かを伝えたり聞き出したりなんて、このトシになっても実はまだ、テレがあり、できそうにありませんがどっか連れて行ってあげられたらいいな、などと思っています。

こんなふうに思える自分になって、ああ、私もそれなりのトシになっちゃったな、と思います。

実家に行くことを娘に話したら、バイトの都合を付けた次女が「私も一緒に行く」と。

ひと恋しい次女を幼い頃からとてもかわいがってくれた実家の両親のことを、今でも次女は大好きです。そんな風におじいちゃんおばあちゃんのことを思ってくれる子どもの姿を見るのも、うれしい。
ありがたいです。



<昨日の献立>
残り物で簡単に・・・・。
ふきの佃煮
いかなごの釘煮の冷凍
辛子明太子
きゅうりスライス



超高齢化の、これから

2010年04月28日 | 生き方
恐ろしい勢いで進む高齢化に、現在はまだまだ社会制度が追いつきません。

でも、手をこまねいているだけでは、深刻な状況は避けられない。

そんな高齢化する地域社会を考えよう、と講演会があり、行ってきました。

何より、少しでも老化を防ぐ努力がたいせつ。すなわち、正しい食習慣と運動。健康であって初めて明るい日常生活が送れますもの。

元気な年寄りの姿を見て、若い人たちもあんなふうにトシをとろう、と思ってもらえると出生率が上がる、と言われたときは、思わず大きくうなづいてしまいました。

これから老いていく人たち(もちろん、その中には私も!・・・・ウヒャー)の意識がまず大事だけれど、国の制度整備ももちろん大事。

お年よりのそれぞれの生活を基本としながら、いざというときサポートしてもらえることが保障されること。

24時間訪問看護が受けられ、貸し農園で農作業をするなどして運動をする、集会所でコミュニケーションも取れるようにする・・・・


そのような場所で、昔からの顔なじみの人たちと一緒に暮らすことのできるようなやり方を薦めておられました。

町内にも何軒か、グループホームが立ち上がっています。
昔は大家族の中で若い者に囲まれて暮らしていたお年寄りの生活も、現代の生活様式に伴って変わらざるを得ません。

歳をとってからの意識変革は難しい、と聞いています。でも、やっぱり変わっていくことに自分はどう合わせていったらいいのか、考えることで新しい幸せを見つけることもできるのでしょうね。(宇宙旅行をしましょう、宇宙に移住しましょうという話が出てくる時代なんですもんね!)




<昨日の献立>
さらに、昨日の残り
深夜値引きで安かったので、ついつい買いすぎました・・・・。

なんでもできる

2010年04月27日 | その他
「It'smo元気さんて、なんでもできて、いいよね~」

・・・時々、こんな風に言ってくださる方がいて、ほめられた気分になり、気をよくしていた頃もあったのですが




なんでもできるわけ、ないじゃないですか~


多少、人様よりは恵まれた気質を持って生んでもらっているとはおもっています。

それが、かえって、めったにしない失敗が怖かったり、弱みを見られることが恥ずかしかったりします。

でも、人間のできることなんて、知れたもの。
人があっと驚くような事業ができるのは、何人ものそれぞれの得意分野を持つ人が集まって協力するからなんですよね。

宇宙にロケットが飛ぶのも、
海に橋がかかるのも、
素晴らしいコンサートが行われるのも、
ノーベル賞が生まれるのも、
オリンピックが開催されるのも

チームワークがあってこそ。

このつながりは、即席にできるものではなく、それぞれが研鑽を積み、そこから生まれたつながりが少しずつ枝を広げ、根を張ってまたいろんなつながりを持って始めてひとつの形になるもの。

私の役割、って、どんなネットワークの中のどの部分なんだろう、と思います。

若いころのようにはいきませんが、もうちょっとがんばりたいと思っている、欲張りなIt'smo元気です。




<昨日の献立>
やきとり(出来合い、てんぷらも)
天丼
キャベツざく切り

満蒙開拓義勇軍

2010年04月26日 | その他
テレビで、「戦争の記録―兵士の証言」を、見ました。

太平洋戦争末期に満州での開拓義勇軍に志願した当時14,5歳の少年だった人たちの証言記録映像でした。

80歳のおじいさん達の、当時の写真はまだあどけなく、自分の息子と同じ年頃の人たちが、はるか60年前に背負わされた過酷な運命を語っていました。

私の祖父は戦死し、父が彼の父代わりに慕っていた親戚のおじいさんが、法事や盆、お正月に必ず顔を出して父と長い時間お酒を酌み交わしながら話していたのを思い出します。

おじいさんは南方戦線にいたときのことなどを父に話していたようですが、その話のすべてが私達に伝わるわけではありませんでしたが、食料に困ったこと、病気で苦しんだことなどを断片的に聞いたことはあります。

このたび、カメラの前でそれぞれの思いを語ったおじいさん達の話はどれも凄惨で、ご自身がこうむった傷、目の前で起こったこと、そして、自分たちが犯した罪・・・・こんな地獄のようなことがあったのかと、何度戦争記録の情報に触れてもそのたびに言い知れぬ悲しみ、怒り、恐怖を感じないではおれません。

また、当時の少年達に満州に行くように勧めた国民学校の教師たちも自分の一言で少年の運命を狂わせたことを終生心の罪として背負っていることも語っていました。

証言の最後に、あるおじいさんがきっぱりと言っていました。
「俺が自分で決めたことだから。誰に言われたからって、行くって決めたのは俺なんだから。あんたら(取材班に向かって)は誰かのせいにしたいだろうけど、これは、自分の決めたことなんだよ」


あれほどまでにむごい経験をして、それも自分の決めたことと言い切るまでにどれだけの時間が必要だったのでしょう。私達は、ただただ、この方達のお話を聞くことで、学ばせていただくことしかできません。

今の時代も、何かと不満の多い世の中ですが、このおじいさん達に言わせたら、
「いいじゃねえか。命を落とすことはねえんだから」
と、言われそうな気がします。




<昨日の献立>
メバルの煮付け(お父さんの釣果)
つけもの

新しい出会い

2010年04月25日 | レッスン室便り
「これだけ日本中の家庭にピアノが普及しているのに、皆さん、音楽を楽しんでいない、これほど不思議でもったいないことはないですよ。」

・・・・!

おっしゃるとおり!

私は思わず大きな相づちを打ちました。

音楽は生活の潤い、心の潤滑油、生きる希望・・・

空気のようなものだけど、ないと心が枯れていきます。

お子さまの情操教育に!
音感を伸ばしましょう!
知能の発達に!

鳴り物入りで高度経済成長とともにあっという間にピアノは各家庭に普及したけれど、どれほどの家庭が音楽を楽しんでいるのだろう?

下手でもいいじゃない。
子どもが“ちいちいぱっぱ”でも弾けば、

こんなに弾けるようになった、えらいね!
お父さんはうれしいよ・・・
お母さんも楽しみにしているのよ・・・・
おばあちゃんはもう一回聞きたいな・・・・・
おじいちゃんも・・・・

ピアノを囲んでそんな会話が弾む事のほうが大事なのに。

今日出会った方は、なぜピアノを弾くのか(すなわち、なぜ音楽を演奏するのか)という素朴な行為の意味を、単純明快に説明されました。

聞く人を喜ばせるため。


私もまた、がんばろう。



<昨日の献立>
娘が帰ってきて、おばあちゃんが「何か買うたれ」と、お小遣いをいただきました。
で、お寿司を・・・・。(おばあちゃん、アリガトウ)

きつねうどん

投票率8.82%!?

2010年04月24日 | その他
東広島市で市議の補欠選挙で投票率が一ケタ台だったそうです。このような投票率は聞いたことがないと、総務省のコメント。

http://news.goo.ne.jp/hatake/20100420/kiji4329.html

補欠選挙とあれば、直接自分に関係ない候補ならなおさら関心も薄いでしょうし、判断をどうするかなんて考えるより、スルーして決まれば決まったでいいし、決まらなくても、別に・・・ぐらいのことなんでしょうか。

これがお任せ主義というものでしょうか。

私の友人が以前、日本の地方政治における投票率の低さを嘆いて、ある程度の投票率を下回ったら選挙はやり直しにするべきだ、と憤慨していました。

上記の記事にも似たような意見が載っています。

もしかしたら、本当にそうなっていくかも。自分たちの政治に関して、外からの強制がなければならないというのも情けない話ですが。




<昨日の献立>
とりももたれ焼き
蒸しキャベツ
肉豆腐
若竹煮

和歌山・貴志川線

2010年04月23日 | その他
「たま駅長」のいる駅がある、というのをずいぶん前に何かの雑誌で見たことがあり、このネコちゃんの存在は知っていたのですが、それが和歌山の貴志川線というローカル線だとは、つい最近まで知りませんでした。

赤字路線に見切りをつけた私鉄の会社が撤退を申し出たことで、通勤・通学の足をうばわれると危機感を抱いた沿線の住民が立ち上がり、運動がおきたということです。

マイカーが便利とはいえ、ラッシュ時には電車よりも時間がかかってしまうほどの渋滞とあわせて、地域住民の熱い思いを受けて、これならいけると思ったのが、岡山で路面電車を運営する会社の社長さん。撤退の後を受けてこの路線を譲り受けたそうです。

公設民営という手法と、さらに地元の運営委員会との連携で鉄道会社は鉄道運営に集中できるシステムにし、なおかつ地元の人たちのアイデアを積極的に取り入れることで、他にはない奇抜なアイデアで乗客数を伸ばしてきました。

たま駅長にひと目会おうと、海外からも貴志川線にやってくるとか。

電車のなかに、懐かしいおもちゃを展示したり、内装に工夫を凝らしたり、車内でイチゴ狩りができたり、うたごえ喫茶ならぬうたごえ電車で楽しいひと時を過ごせたりと、見ているだけでもワクワクしてしまいました。

ワクワク・・・・。

きっと、この企画を考えている人たち自身がワクワクして実現させていったんでしょうね。

ワクワクできること。

自分の周りにも作っていきたいですね。






<昨日の献立>
野菜たっぷりちゃんぽんめん

心の息子

2010年04月22日 | 家族
福知山脱線事故で長男を失った女性の事後処理を担当していた若い職員が、何度も足を運ぶうちにその女性に「心の息子のよう」だと、電話をかけてきたり、食事を振舞われるようになったという話が新聞に載っていました。

息子をなくしたことは、耐えがたい苦しみ、悲しみであったが、息子は死を通じてたくさんの出会いを残してくれた、と締めくくってありました。それでも、なくしたものの大きさを思うと、読むものにとって割り切れない思いをぬぐえないのですが、


私も息子を通じて何人か同世代の男の子を知っていて、遊びにきたり、まちなかで会ったりすると、気安く声をかけてくれたり手を振ってくれたりする子もいます。いまかかえている悩みを無邪気に話して、それにアドバイスともいえないようなことを話してやると、「ありがとう。勉強になったわ」と、また無邪気に笑ってくれます。

よそ様の子どもさんだけれど、わが子同様にかわいいなあと思います。その子に何かあったときには力になってやりたい、そんなことも考えてしまいます。

息子さんをなくされたその女性は、どんなにかその若い職員の存在に励まされているかと思うと、


ひとは一人で生きているのでもないし、自分だけの人生を歩んでいるわけでもないことをあらためて思います。




<昨日の献立>
キャベツとベーコンいため
根菜のすまし汁
イカのピリ辛あげ
たらの芽のてんぷら

ゲゲゲの女房

2010年04月21日 | 教育のこと
新しく始まった、朝の連続テレビ小説。

ちょうど今は主人公であるフミエさんがお見合いをして結婚をしたところです。
結婚相手の若き水木茂氏は、お見合いには関心がなく、出されるご馳走に夢中で肝心の相手をよく見ていません。

母親にこの話を進めていいかと聞かれると、
「いいんじゃないか。おっとりして朗らかそうな子だ」
と、人事のよう。

フミエさんの家では性急な式の日取りに戸惑いつつ、父親の
「あの男は、ええ。見事な食べっぷりがええ。
 食べることは、生きることだ。
 20年、30年連れ添うならああいう男がええ」
の言葉に結婚が決まります。

フミエさんももひと目見て何か感じるところがあったようですが、私なんかはやっぱり引っかかるのは戦争でなくした片腕。

もし、初めて会う、お見合いの人が障害者だったら、

または、子どもが結婚したいという相手が障害者だったら・・・・


私は障害があることと、その人の生きる姿勢とを分けてきちんと見ることができるだろうか。

結果的に、水木さんは超売れっ子漫画家になるわけだけれども、それを見抜いたフミエさんのお父さんは立派だし、結婚してからずっと陰で支えるフミエさんもすばらしい。

結婚相手は親が決めていた時代の理想的な形、と言えばそうかもしれません。

けれど、もしかしたらそういう偏見を持たず、ただ、食べっぷりにほれ込み、こいつはすごいヤツだと認めた、ただそれだけのことで水木さんは今までと同じように自分の信じる道を行くことを保障されることで、大きな可能性を広げることができたのかもしれません。

片腕が無いからできることが限られている・・・・

最初からそのような目で見られていたら今の水木さんはなかったかもしれませんね。

このようなヒントが、子育てが終わった頃にやってくるなんて。

世の中は、うまくいかないものです。



<昨日の献立>
根菜のお汁
肉豆腐
たけのこご飯