こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

正法眼蔵

2009年03月31日 | その他
何を読んだかはよく覚えてないのですが、そこに、この「正法眼蔵」をすすめる一文があり、

そういえば、こういった精神的な考え方について読む機会もなかったなあと思って、思い立って読むことにしました。原本は難しいので、解説本的なものを一冊。

「禅のすすめ  道元のことば」  角田泰隆 著

道元は鎌倉時代、中国にわたって勉強し、越前山中に永平寺を開いたことで有名です。
歴史の時間に道元の名前は覚えたものの、彼がどんな教えを残したかなんて、今まであまり意識したこともありませんでした。

若い人たちのあいだで座禅が静かなブームになっていると聞いたことがあります。

生きることは、避けられない苦しみに満ちています。
でも、この苦しみから逃れようとして返って満たされない思いにとらわれてしまいます。

ありのままを受け止め、自己執着を捨てる。
その手段が座禅なのだそうです。

静かに息を整え、無の境地に身をゆだねることは
たしかに、今までと違う自分を発見しそうです。

そして、世の中のとらえ方についてももう少し違った見方を教えてくれています。
今の時代より、もっと厳しい環境にあった先人の知恵にもっと学ばなければなりませんね。

※四苦八苦とは・・・・

生・老・病・死―四苦



愛別離苦(あいべつりく・愛するものとの別れ)
怨憎会苦(おんぞうえく・憎いと思う相手と会わなければならない苦しみ)
求不得苦(ぐふとくく・求めても得られない苦しみ)
五蘊盛苦(ごうんじょうく・肉体の働きが盛んであるための苦しみ)

を、あわせて八苦。

こうしてみると、苦しいことだらけですね。
それも、歳を重ねるごとに苦しみは増していくような・・・・。
ありのままを受け止め、いい歳を重ねて生きたいものです・・・・・。



娘と私の引越し珍道中・その3

2009年03月30日 | 家族
この日、娘は夕方からは自動車教習所へ行く日で、倉敷市内から龍野西まで直行で高速に乗りました。

折りしも時間は5時を過ぎ、割引の時間。(まだ高速料1000円実施の日になっていませんでした)しめしめ。どのくらい安くなるのかな。ETCレーンに入り、料金を確認しようとして、何か様子がおかしい。
バーが開かない。
料金を表示するはずの電光掲示板で点滅する
「バック禁止」
の文字だけが私の真っ白になったアタマに‘落ち着け’コールを送ってくる。

娘「お母さん、カード、入ってない」

・・・・・駆けつけてくる係員のおじさん。
カードを渡し、言われるままに駐車場で待っていると、心なしか、停まっている車が多いように思いました。

しばらくすると、さっきのおじさんが他の車にカードを渡しているではありませんか。
な~んだ、お仲間だ。
ここ最近、ETCデビューの車、多いからね。
私だけとちゃうんや。
ほっとして、緊張が解けました。
カードとともに受け取った領収書には、900円の印字が。
1000円より安い!

そして、娘を自動車教習所に送り、帰ろうとすると、路上教習の車の後を走る羽目になり、しばらく時速30キロの走りに付き合い、折りしも帰宅ラッシュと重なり、帰りの時間がずいぶん遅くなったのでした。

長女から迎えを要請するメールが来て、1時間。
やっと娘を拾い、夕飯のおかずを半額で調達し、丸一日、車ですごした日が暮れていきました。

                               終了。                                                               やれやれ。

娘と私の引越し珍道中・その2

2009年03月29日 | 家族
荷物を下ろし、寮の部屋におさめるとちょうどお昼。

食事をしようと、途中に見つけたファミレスに行こうと、車を走らせます。右折しないといけないので、一番右側の車線を走っていたつもりが、そのまま高架になっていき、道路に大きな字で矢印とともに、
「広島行き」

目指していた交差点を下に見ながら、
「やだ~!広島にいってまう~!!」
と、騒いでしまいました。

程なく見つけた側道に逃れ、Uターンして目的のファミレスへ。
食事するのも一苦労です。

近くに住む、中学時代の同級生に連絡を取ると、出て来られるとのこと、久しぶりに会って、一緒に食事をしました。

さて、そのあと、高校においてきた自転車を取りにいきました。
これも四苦八苦して、なんと、自転車も積み込むことが出来ました。
恐るべし、そしてあっぱれなり、ムーブ!

でもね。
前の座席は自転車のおかげでかなり前へ寄せられてしまい、比較的近いとはいえ、何十分間の間の窮屈な姿勢を娘と二人、お互い笑うやら、うんざりするやら。

それでも無事に自転車も寮に届け、さあ、のびのびと帰路に着くぞ!

新しい中学校

2009年03月28日 | その他
娘を駅に連れて行くとき、
電車の出発までもう少し時間があったので
ちょっと回り道して、新しく出来た中学校を見に行きました。

私も初めてです。

「立派ねえ」

二人で驚きの声を上げました。
校舎の正面にまわって、窓を見上げると、
見覚えのあるカーテンが。
ああ、そうか。
使えるものは持ってきてるんだね。

1年前だったかな。
遺跡が出たと、説明会に出かけたときはまだぬかるみのぼこぼこだったところが、すっかり整地されて広々としたグラウンドになっている。

この4月からはここで中学校生活を送るんだね。

娘と私の引越し珍道中・その1

2009年03月28日 | 家族
慌てて主人に電話を入れたけど、もう、遅かった。

明日は娘が行く大学の寮へ荷物を持っていく、と言う日、主人は泊まりでした。
二人とも、何にも思わず、その日の朝を見送り、見送られ、いつもの通りの一日が始まったのでした。

「!?」

「ねえ、ワゴン車、なんで乗ってったん?」
お昼過ぎにハタと気付いた私は主人に電話しました。
「ああ。ワシも途中で気がついたけど、しゃあない。お前の軽でなんとかしてくれ。」

・・・・というわけで、私のムーブで娘の引越しの荷物を運ぶことになりました。自炊していた高校のときに比べ、今度はまかないつき、部屋にもベッド、棚、机がそろっており、前の引越しよりは荷物は少なくて済むので、もともとムーブで行くつもりしてたところへ、主人がわざわざワゴンを置いてっちゃる、と言ってたのに・・・・。
積荷を目の前に、実際積めるのかな、と少しドキドキしましたが、何とか積み込むことが出来ました。
すごいじゃん、ムーブ!

さて、上の娘もただ今就活真っ最中。
後ろの座席を倒して荷物を満載した車で、まず上の娘を駅まで送るのだけど、途中でお金を下ろさなきゃ・・・。
郵便局の駐車場はなぜか、ごったがえしていて、何とかもぐりこんだものの、出て行こうとする車と、入ってスペースが空くのを待ってる車が入り乱れ、にっちもさっちも動けない状態。
バックしようと、ルームミラーを確認しようとして、気がついた。
荷物を満載してて、後ろが見えづらい・・・・。
急遽、スーツ姿の娘に誘導してもらって何とか駐車スペースに入ることが出来ました。

お客さんが多く、娘はATMですぐに用事が済んだけど、私は窓口で並ばねばならず、
「時間かかりそうなら、私、歩いて駅に行くね」
と、あっさり娘は郵便局を出て行ったのでした。
(いつもと違う状態の車に一人で乗る心細さ・・・・)

家に帰り、下の娘を助手席に乗せ、やっと、出発。

そして、このときが私のETCデビューの日。ゲートをすいっと抜ける快感を味わうのだと、次女と二人ではしゃいでおりました。

高速に乗っても、荷物を満載しているので、スピードは出しません。高速をありえない慎重さで走り、途中の横風におびえながら、そして、歓声を上げてETCを通り抜け、道を間違えながら、なんとか目的地に到着。

さてさて、長くなりますので、続きはまた明日。

親子でいいなあ・・・

2009年03月27日 | 家族
春休みの電車は学生や家族連れが多いですね。

今日、いくつかの家族の光景に出会いました。

ひとつはお母さんと小学校1年生ぐらいの女の子。満員だったので、二人は向き合って立っています。女の子は始終ニコニコとお母さんに話しかけています。電車が揺れるので女の子はお母さんの手をしっかり握っています。顔を見上げてはニコニコと。お母さんも見つめ返してにっこりと。
二人はずっと、手を握っていました。

ふた駅ぐらいして、今度はお父さんと女の子の親子連れ。女の子は小学校2,3年生ぐらいかな。少し込み合った車内に入ってくると、お父さんは女の子を後ろから両手で包むようにして体を支えます。女の子はお父さんに体を預けてとびら越しに外の景色を見ています。

帰りの電車の中で、やはり、小学校低学年くらいの女の子とお母さん。最初は立っていましたが、そのうち運よく補助席に座れました。お母さんのひざの上に乗せてもらっていました。

私の子育てに、もう、手を握って笑顔を交わしたり、抱きかかえたりひざの上に乗せてやったりする時代は帰ってきません。

過ぎてしまって初めて、どんなに温かい思い出に満ちた日々だったかをかみしめています。


街場の教育論

2009年03月26日 | 教育のこと
先日の「16歳の教科書」に引き続き、教育についての本を読んでおります。

この「街場の教育論」という本については新聞の書評欄で紹介されており、「とにかく、面白い」と、絶賛されていたのでとにかく、読んでみようと思いました。

で、読み終えて本当に大変なことになっちゃったんだなあと深いため息を漏らしています。

語り口は軽快でわかりやすく、日本の教育や、日本そのものが「こうなってしまった」ことについてスッパリと切り取っていきます。で、そのことが痛快かと思いきや、結局私達すべてが犯人であるというところにたどり着いてしまうのです。


教育で一番大切なことは、いかに助け合って大事業を成し遂げるかを教えることだと筆者は説いています。なのに、学校では常に学力を争うことが行われ、その結果、子ども達はお互いに学びあうのでなく、足を引っ張ることを覚えてしまいました。

また、この20年間、でたらめの豊かさの中で消費生活の素晴らしさを謳い、家族解体を続けてきた結果、日本は「連帯する技術」をすっかり失ってしまいました。


日本の教育を「こんなふう」にした責任について、みんなが、自分の割り前だけ汗をかかなくてはならないし、現場で「やるしかない」という自発的な士気が高まることでしか今の教育を立て直すことはできない、と筆者は言います。

本の内容は筆者の語るところの教育論から始まって、それをもとに教育ビジネス、教育現場、教育者について、教育内容、宗教教育などについて述べられています。

受験戦争という時代に育ってきた世代にとって、点数をとることが学習ではなく、人とコミュニケーションするために学習することが教育を受けるということだということをあらためて考えさせられる一冊でした。


「街場の教育論」 内田 樹(たつる)著  ミシマ社




ガラスの仮面

2009年03月25日 | その他
知る人ぞ知る、不朽の名作、いまだに未完の大作、漫画家美内すずえの「ガラスの仮面」第43巻が 4年の沈黙ののち、今年ようやく発刊されました。

今は演劇から遠ざかってしまいましたが、子どものころ、ごっこ遊びが大好きで、テレビのドラマやアニメの物まねが大好きで、中学生の頃はタカラヅカの「ベルサイユのバラ」にはまり、そして演じることが大好きな少女(つまり、私)は高校生で演劇部に入り、「ガラスの仮面」に出会います。

何をやってもだめな主人公のマヤは、演劇にかける情熱だけは誰にも負けず、そのためには熱が出ようとずぶぬれになろうと稽古に夢中にはげみます。

そのひたむきさや、少ない可能性にも全力でぶつかる情熱に、私もすっかりのめりこみ、読み続けてきましたが・・・。


このところすっかり発刊のペースが落ちてしまい、いまだに結末を迎えていません。

若い頃にファンになって今ではすっかり子育てが終わった人、親の世代に教えてもらって今夢中になっている若い世代と、幅広いファン層がありますが、何せ、遅筆でみんなやきもき。

久々の発刊がそのときのヤフーのトップニュースになるくらいですから、どれだけ待たれていたかがわかるというもの。

ひとつの作品を仕上げる作者のこだわりが伝わる、中身の濃いよく練られたストーリーで、早くも44巻が待ち遠しい作品です。



*きのうのなぞなぞの答え   〈ろうそく〉
 ちなみに、イギリスのなぞなぞはマザーグースの歌詞によるものが多いそうです。日本語訳になってはいますがリズムがいいですね。

忘れない

2009年03月24日 | その他
神戸新聞に連載されている、重松清さんの「かあちゃん」。いよいよ佳境に入った感じです。

死ぬほど辛いいじめを受けた相手から会いたいといわれて、それを受け入れた少年は、自分が求めていることは土下座して謝ってもらうことではなかったことに気がつきます。

いじめに加わってしまったほうも、自分のしたことを忘れない、と、まっすぐ向き合って伝えます。お互いに目をそらさずに黙ってうなずいて・・・・。

「それだけでよかった。ほんとうに、僕は、ただそれだけでよかったのだ。」

そう、むすんでありました。


・・・・私も今は、新しい生活を始めています。
いろいろあったことを悔やみ続けまいと思っています。
こういう文章に出会うと、まるで自分がなぐさめられたような気持ちになります。
気持ちになる、だけだけど。
忘れないで欲しいと思う。
私もおんなじ。
ただ、忘れないで欲しい。それだけ。

この部分を読んで、私もいっしょにうなずいていました。


世界のなぞなぞ

2009年03月24日 | その他
大人が読んで楽しめるなぞなぞの本、また見つけちゃいました。

ロシア、イラン、ポーランド、アメリカ、イギリス・・・・。

それぞれの国の文化、歴史的背景から生まれたなぞなぞが紹介されていて興味深いです。

その国の特徴のあるなぞなぞは日本に住む私たちには解説付きでなければわからない答えばかりです。

面白きこともなき世をおもしろく・・・・。
抑圧された民衆の知恵がうんだなぞなぞがあります。

また、ラマダンに関するなぞなぞの解説では、
妊婦や子どもはラマダンはしなくてもよいが
早く大人になりたい子どもたちはラマダンの真似事をするというくだりがあって、
大人を尊敬のまなざしで見る子どもたちがいることを、
当たり前のことなのに、当たり前でない今の日本のことを思ってなんともいえない気持ちになったり。

最後に、中国のなぞなぞが出てきたのですが、
漢字が羅列してあるのを見ていたらアタマが痛くなってしまいました。

さて、次のなぞなぞは国は違うけれどもどれも答えが同じ。
何か、わかるかな?

イギリス:かわいいナンシー・エティコート、白いペチコート着て赤い鼻してるけど、手も足もない。立ち続ければ立ち続けるほど小さくなる。

フィリピン:死んだままにしておけば長生きするのに生かしておくとすぐに死んでしまうものは?

アルゼンチン:とてもか細い貴婦人で死にかけているように青白い。でも、火をつけられると喜びに輝くものは?

日本:白い服に真っ赤な顔、涙を流すの、何だ?

カンタン、でしょ?
答えは、またあした!