こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

西播磨音楽祭

2013年12月09日 | 絶対音感
先週は上郡町の文化協会でのピアノ発表会、そして昨日(8日)は西播磨音楽祭が佐用町のおりひめホールで行われ、児童合唱サークルとして参加してきました。


今まで上郡町にはこの音楽祭に参加する団体がなく、西播磨、中播磨の市町から不参加は上郡町だけだったそう。昨年声をかけていただいて、大人ばかりの中に児童合唱も参加可能であることを聞き、発表の場を求めて参加することに。


少しプレッシャーはありましたが、やってよかったなと。
前回の上郡町での発表の時よりも練習した分、もう少しいい歌声になったのではないかと、思っています。

また、大人ばかりの中で思い切りのいい歌声を響かせたと思っていますから、それはみなさんにも伝わったようで、知らない人たちからたくさん「よかったよ」の声をいただいて、子どもたちにも大きな励みになったのではないかと思います。

本番はやはり、鍛えてくれますね。また練習にも力が入ります。(えっ?そう思ってるのはもしかして私だけかも。子どもたちは、そういえばどこ吹く風、みたいな顔してたなあ・・・・)







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目を覚ませ!

2013年07月27日 | 絶対音感
夢のような日々から日常に戻り、少し夢ボケしているものの、荷物を片付け、お土産を整理したりして身の回りから「夢」のかけらが整理されつつあります。

畑に野菜を取りに行くと、いやでも目に入ってくる青々とした草むら。

・・・・いや、もうこれは野菜との共存を認めるしかないのでしょうか・・・・。
春先のかわいい芽吹きの頃のものと違ってびっしりはびこり、堂々と葉先を伸ばす、この勇壮な姿。

目の前の生存競争の厳しさを思うと、一気に目が覚めていきます。

後ろを振り返れば、毎日生徒が教室にやって来るたびに上り下りする階段。

私はあまりこの階段を使うことはありませんが、この階段がなければ、私は生徒の一人ひとりと顔を合わすことはできません。

さあ、階段の掃除をしよう!




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子どもの可能性

2012年08月01日 | 絶対音感
環境と、持って生まれたものと、周りの手助けと、それらがうまく組み合わさって、子どもの可能性はいくらでも広がります。

私が絶対音感の指導法に出会ったのは、次女が生まれて間もない頃。

レッスンの進め方に悩んでいた私に、目に飛び込んだのが導入期のピアノ指導法講座でした。雑誌のひと隅にあったその言葉に吸い寄せられ、迷わず受講希望を出しました。

それから、導入期の小さな子どもに教えるピアノについて学び、何より耳を育てることが重要であることを繰り返し教えられました。

そのために絶対音感の訓練が有効である、ということから絶対音感の訓練の仕方も受講し、認定証をいただくところまでになりました。

自分の子どもに訓練をし、レッスンに来ているお子さんにも試させていただきました。

その時の私は、正直なところ、「絶対音感、ついたらいいな」くらいの気持ちしか持っていなかったのだと思います。

なかなか進まない訓練に、私には無理なのだと、早々に答えを出してしまい、そのまま封印してきました。

しかし、その間にも、私が受講した関東圏のミュージックスクールの生徒さんたちは次々に絶対音感の能力をつけて世の中に羽ばたいています。

そして、そのミュージックスクールだけでなく、絶対音感の訓練法を習得したほかのピアノレスナーたちも絶対音感を生徒につけさせてあげているという事実を今になって知り、せっかく受講した自分は何をしてきたのだろうと腹立たしさを覚えています。

確かに、1年や2年で結果が出るわけでなく、教室だけの練習では正直、絶対音感の能力がつくかといえば、可能性は低いです。というか、無理です。子どもに、本当にその能力をつけさせてあげたいと教師を始め、家庭での協力もなければ難しいのも事実です。

それでも、いったんその能力が手に入れば、普通に育てられていれば働くことのなかった脳の部分がちゃんと働き、IQが永続的に10ポイントあげられる、という研究結果が出ています。

ピアノを演奏するという行為そのものは、先を見通して物事を考えるという脳の活性化につながります。

絶対音感も似たような働きを脳に与えます。もちろん、ピアノを弾くためにこの能力はかなり役に立ちますが、何より実際の生活の中でも単語の理解力や数学的思考の助けになると言われています。

周りの大人の、ちょっとした努力でその子が一生持てる能力をつけさせてやれたらどんなに素晴らしいでしょう。

自分の子どもとの軋轢!?と、意志の弱さで、私は子どもにその素晴らしい能力をつけさせてやることができませんでした。

一人でもがいていたと言っていいかもしれません。

今度は、望む親子がいれば(お子さんは厳密には無意識ですが・・・)私はサポーターとして、できるだけのことをしたいと思います。

少子化の時代、少しでも能力の高い、賢い子を育てたいものですね。

きっと、できる!

2012年04月24日 | 絶対音感
若いころ、一度挫折した絶対音感のレッスン。

なぜ、もっと信念を持って続けようとしなかったのかと思うと、当時の生徒さんたちに本当に申し訳なく思っています。

きっと、まだ教えることに自信が持てなかったのだと言い訳してしまうのですが。そんな言い訳なんか何の役にも立たないこともわかってはいるのですが。

もう一度トライしてみようと始めた絶対音感のレッスン。

去年始めた最初の生徒さんの旗の数が6本に増えました。

途中どうしても先に進めなくて旗を減らしたり、練習の仕方を工夫したり、悩みながら何とかここまで進んできました。

お母さんのご協力があってこそ。

きっと、できる。

できるようにしてあげる。

そう思えるようになりました。

勇気を、与えてくれて、ありがとう。

これからも壁にぶつかると思います。

でも、あきらめない。

がんばります。




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江口先生

2012年02月24日 | 絶対音感
先日、一音会ミュージックスクールから大きな封筒が届きました。

いつもはA4用紙が5,6枚入った普通の封筒が毎月の便りとして届くのに、何事だろうと開けてみて。


絶対音感のトレーニングシステムを考案し、幼児期のピアノ教育を確立した一音会ミュージックスクール校長、江口寿子先生の訃報を知らせるものでした。

私がまだこちらに嫁いできて間もないころ、小さい子どもにどうやってピアノを教えようか悩んでいた時に出会った、一音会の指導システム。

毎月送られてくる教材とビデオテープで幼児期指導講座と絶対音感指導講座を受講しました。赤ちゃんだった娘をあやしながらの勉強でした。

何年か講座を受けるうちに、東京のミュージックスクールでセミナーがあるというので、思い切って行ったことがあります。
じかにお会いした江口先生は、ピアニストという経歴を持ちながらリューマチに侵され、丸まって動かない手を膝の上に置いたまま、車いすに座って、にこにこと私たち受講生を迎えてくださいました。

何人もおられるスタッフの先生方が江口先生を中心に絶対音感という能力を子どもたちに訓練し、何人も優秀な生徒を育てておられるのをまぶしく思いながら見せてもらいました。

しかし、自分自身が絶対音感というものが理解できなず、ましてや地方で絶対音感、という言葉がまったく浸透していない時に、手探りで始めたものの、中途半端な状態が続き、結局長い間封印してきました。

それでも、毎月送られてくる便りにはレッスンのヒントになるような興味深い記事がたくさんあり、先生の路線を離れた今も、勉強させていただいていました。

あれから二十年経つのですね。

毎月のお便りを当たり前のように読み、勉強させていただいていたことがこれからはどんな形になっていくのでしょう。

私が小さい子どもにピアノを教える原点となった江口先生は今でも私の心の中で支えの一つとして大きな存在であったことを、あらためて思います。

あの当時勉強させていただいた絶対音感のトレーニングは、私の中で、今やっと種のなかが動き出した状態です。先生がおられなくなってからの恐ろしいくらいのスロースタートですが、こんな私のことを、やはりあの、にこにこした笑顔で見ていてくださるように思います。

先生、貴重な出会いを、ありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠りください。








絶対音感とは

2012年01月19日 | 絶対音感
きょうは、ちょっと固くて、マジメなお話になりますが。

                              
「絶対音感」とは、ある音を聴いたときに、他の音との比較なしに、その音名、または、任意の楽器上のそれに対応する位置を指示できる能力のことです。

絶対音感が身につくと音楽をするうえでのよい耳が育ちます。

よい耳が育つと、
・音名が瞬間的にわかる
・どんな曲も簡単に聞き取ることができる
・それを弾いたり楽譜に書くことができる
・音として覚えるので暗譜が正確で長持ちする
・音楽のルールやセンスを早く身につけられる
・音楽に関すること全般がたやすくできるようになる   

というメリットがあります。

また、最近の研究では絶対音感の訓練をすることで、IQが永続的に10ポイント上げられ、単語の理解力や数学の能力に使う脳に大きく作用するとも言われ、音楽の道を目指す、目指さないに関係なく子どもの脳の発達によい影響があると言われています。

ただ、この訓練は遅くとも6歳半までに始めなければなりません。子どもの耳は3歳から6歳くらいのあいだにさかんに発達します。発達が終わってからはどんなに練習してもまったく効果はないのです。

現代は生まれたときから豊かな音楽環境にあり、早くから相対音感(ある音を基準に他の音がわかる)がついているお子さんも少なくありません。成長とともに相対音感の能力は身についてきますが、相対音感がついたあとでは絶対音感はつきにくいのです。

日本のほとんどの家庭にピアノがあり、ほとんどの子ども達がピアノを習っているにもかかわらず、ほとんどの大人はピアノを楽しむことがありません。大人になってもピアノを楽しむために必要な音楽的な自立(先生からの自立・楽譜からの自立)は、絶対音感を身につけることで大きく可能性が広がります。

この、絶対音感の話を聞き、ずいぶん前にインストラクターの資格認定を受けていたのですが、うまくアピールできずに今まできてしまいました。
その間コンサート活動や子どもに関するいろんなことにチャレンジをし、行動してきましたが、現在あらためて思うことは子どもたちにより良い音楽教育をおこなってあげたい、ということなのです。

そのひとつに、自分の持っている絶対音感インストラクターという資格があり、いま思えばもっと早くアピールすべきだったと後悔していますが・・・・。

これからはレッスンにどんどん取り入れていきたいと思います。