こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
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絶対音感とは

2012年01月19日 | 絶対音感
きょうは、ちょっと固くて、マジメなお話になりますが。

                              
「絶対音感」とは、ある音を聴いたときに、他の音との比較なしに、その音名、または、任意の楽器上のそれに対応する位置を指示できる能力のことです。

絶対音感が身につくと音楽をするうえでのよい耳が育ちます。

よい耳が育つと、
・音名が瞬間的にわかる
・どんな曲も簡単に聞き取ることができる
・それを弾いたり楽譜に書くことができる
・音として覚えるので暗譜が正確で長持ちする
・音楽のルールやセンスを早く身につけられる
・音楽に関すること全般がたやすくできるようになる   

というメリットがあります。

また、最近の研究では絶対音感の訓練をすることで、IQが永続的に10ポイント上げられ、単語の理解力や数学の能力に使う脳に大きく作用するとも言われ、音楽の道を目指す、目指さないに関係なく子どもの脳の発達によい影響があると言われています。

ただ、この訓練は遅くとも6歳半までに始めなければなりません。子どもの耳は3歳から6歳くらいのあいだにさかんに発達します。発達が終わってからはどんなに練習してもまったく効果はないのです。

現代は生まれたときから豊かな音楽環境にあり、早くから相対音感(ある音を基準に他の音がわかる)がついているお子さんも少なくありません。成長とともに相対音感の能力は身についてきますが、相対音感がついたあとでは絶対音感はつきにくいのです。

日本のほとんどの家庭にピアノがあり、ほとんどの子ども達がピアノを習っているにもかかわらず、ほとんどの大人はピアノを楽しむことがありません。大人になってもピアノを楽しむために必要な音楽的な自立(先生からの自立・楽譜からの自立)は、絶対音感を身につけることで大きく可能性が広がります。

この、絶対音感の話を聞き、ずいぶん前にインストラクターの資格認定を受けていたのですが、うまくアピールできずに今まできてしまいました。
その間コンサート活動や子どもに関するいろんなことにチャレンジをし、行動してきましたが、現在あらためて思うことは子どもたちにより良い音楽教育をおこなってあげたい、ということなのです。

そのひとつに、自分の持っている絶対音感インストラクターという資格があり、いま思えばもっと早くアピールすべきだったと後悔していますが・・・・。

これからはレッスンにどんどん取り入れていきたいと思います。