こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

ミニ発表会

2013年03月31日 | レッスン室便り
赤穂市東有年にある、老人ホーム「千種の苑」には、友人が勤めているご縁で、生徒たちを連れてミニ発表会で訪問を始めてもう十年近くになるでしょうか。

毎年春休みと夏休みの恒例行事となりました。

最近は小さな生徒さんが中心となりましたので、保護者の方の送迎で行けますが、始めた当初は年かさの生徒も多く、送迎は施設のバスをわざわざ使わせていただいたりしていました。車椅子が乗るバスの構造が珍しく、バスの運転手さんと話をしながら道中も賑やかだったのを思い出します。

最近は高齢者の方のピアノも始めたので、紹介を兼ねてお願いして参加していただいた大人の方もおられます。

つかえながらですが、いっしょうけんめい発表していただきました。ピアノを始めて生活に張りが出てきた、と喜んでくださっていますが、人前では緊張してとても発表なんて・・・と、最初は尻込みされていました。ご負担をおかけして申し訳ない、という気持ちと、小さな子ども達とふれあい、普段の生活の中に、ちょっとだけの緊張した時間をもっていただきチャレンジされたことへの賞賛の気持ちで、このような生徒さんに恵まれたことに感謝するひとときでした。

生徒たちは特別に準備したわけではなく、普段のレッスンの中で弾ける曲を持ってきました。それでも教本に載っている比較的弾きやすい曲からチャレンジの曲までバラエティーに富んだプログラムになって、それぞれの練習の反省にもなったかなと思っています。

私も、最近見つけた素敵な小品を練習してまして、それを披露しました。
音楽には数多くの名曲がありますが、まるで砂浜のなかでキラリと光る砂粒のような小品に出会うことができ、喜びを持って練習することができた一曲です。

最近では若い頃のような無駄な緊張をしなくなったなあ、というのも喜びであります。



ミニ発表会




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レーピン展

2013年03月26日 | 勉強
ああ、そういえば、美術館に長いこと行ってない・・・・。


そう、思い立って、いま姫路美術館で開催中のレーピン展に行ってきました。

新聞広告に体格のいい女性が高貴な服を着て腕を組み、カッと目を見開いてこちらを睨みつけている絵が載っており、以前から気になっていた展覧会でありました。

レーピンは、19世紀から20世紀初頭にかけてロシア激動の時代にその時代の文化人や歴史の登場人物、また農民の姿などその人格まで見事に描き出す素晴らしい画家である、と紹介されていました。

実際に作品を観ていくと、ひとりひとりのモデルの経歴もさることながら、その経歴を漂わせる雰囲気や何か言いだしたり動き出したりしそうな表情とか仕草が感じられて、何度も見返したいものばかりでした。

この展覧会の会場で、思いがけずムソルグスキーの肖像画の前に立った時、ああ、私はこのために呼ばれたのだ、と、偶然とも運命ともわからない、ふしぎな縁を感じました。音楽の教科書に載っていた、あのムソルグスキーの肖像画を描いたのがレーピンだとは知らなかったのです。

大学1年生の時、私は4年生の先輩がたの卒業演奏会に出演された姿を見て、自分も3年後にはこの舞台に立つのだと思った時、私は何を演奏しよう?と、考えました。ほどなくして友人の部屋で聞いたムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」を聴き、「これだ!」と、決めたのでした。

ムソルグスキーは「展覧会の絵」を、もともとピアノ演奏用に作曲しました。のちにラヴェルがこのピアノ曲をオーケストラ用にアレンジし、現在聴かれているものはほとんどラヴェル版のオーケストラ演奏ですが、その、オーケストラで演奏されるものがじつはピアノ一台で演奏されるものだったということが当時の私にはとても新鮮で、挑戦しがいのあることに思えたのです。

その日から毎日、「展覧会の絵」を練習し、卒業演奏会に向けて頑張ったのでした。(今から思うと、もっと中身の濃い作品に挑戦すればよかったとも思うのですが、あの頃は若かったのですね・・・)

天才でありながらその才能を活かされることもなく、国家体制に埋没せざるを得なかった晩年のムソルグスキーの有名な肖像画は、アルコール中毒の虚ろな目、乱れた着衣や頭髪がすさんだ生活を彷彿とさせます。

「展覧会の絵」の冒頭のトランペットが高々と歌い上げるプロムナードのメロディを、ピアノで弾いていた若い自分を思い出しながら、しばらくそこを動くことができませんでした。



ポストカード買いました。



行く途中で三ッ山大祭の準備が見えました。


姫路城のおおいがとれるのももう少し?






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しんみり

2013年03月25日 | 家族
高校を卒業した息子が大学進学のため、家を出ました。

いえ、家を出るのは高校の時から出ていたのですが、その時は学校の近くで先生や地元の保護者の方に見守られながらの生活でしたし、やれコンクールだ、コンサートだ、役員会だとなにかにつけ子どもにまとわりついておれたのですが、いよいよ大学となると独り立ちです。

今までのようにすぐに見に行くこともできず、ますます手を離れていくことでしょう。

引越しが終わり、何気なく息子の部屋に入りました。すると、あんなにとっちらかっていた部屋がみごとに片付けられていました。

父親に、今までためこんだゴミやいらないものは自分で片付けろ、と言われ、さすがに今回は自分で全部片付けたようです。よって、この部屋のこの状態を見たのはこの時が初めてでした。

妙にさっぱりしたところを見ると、急にしんみりした気持ちになってしまいました。






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豊作!

2013年03月20日 | その他
もう終わりかなと思ってほったらかしにしていたブロッコリーから次々と脇芽が出て、30センチの大きなボールいっぱいに採れ、外に出たついでにと椎茸の原木をのぞいてみれば大きなしいたけがニョキニョキ・・・。

あったかくなって縮こまっていた芽が一度に吹き出しているようです。せっせと春の恵みをいただきます!







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わかるよ。わかるよ・・・・

2013年03月18日 | レッスン室便り
レッスン室に入るなり、お母さんが一気にしゃべりだしました。

「全然練習しないんです!!」

あまりうるさく言うのは自分でもいけないと思っていたから、様子を見ようとしていたら、本当に練習しなかったと、怒り心頭のご様子。


ああ。

お母さん、わかります、その気持ち。私だって何度そのような歯がゆい思いをしてきたか。

そして、子どものことを一生懸命に思って次々と言葉を継ぐ若いお母さんの熱い気持ちを思うと、何故かその剣幕と裏腹に微笑ましく、ああ、いい時代を過ごしておられるなあと羨ましく思ったりします。

だいじょうぶ。

先は長いんだから、そういう時もあるって。

どうか、力を抜いて、でもあきらめないで、何がいいかを模索しながら、一生懸命子育てをする時代を過ごして欲しいと伝えました。



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2年

2013年03月11日 | その他
本当に申し訳ないことですが、最近、やたら震災の話題が多いな、新しい年になって近づいてきたからだなと、思ってカレンダーを見たのが昨日。




明日は東日本大震災が起こって2年たつんだ・・・・




初めて気づいた自分を、情けなく思いました。

日々の慌ただしい中で、私なりに新聞記事を読んだり、募金箱を見たらわずかづつでも募金したり、気に留めるようにしていたつもりなのに・・・・。

やはり、どこかで人ごとのように思っている自分がいるのだと思うと、もし、自分が当事者で他人がそう思っていたことがわかった時、私は平気でいられるかな、と思う。

でも、きっと本当にはわかってあげられないものなのかもしれない。

だから、なるべく目に触れるもの、聞こえてくる情報に気をつけようと思う。

いろんな番組で震災の特集を組んでる。涙が出てくる。

低いレベルの不満を言う自分を恥ずかしく思う。

合掌



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ALLEGRO(アレグロ)練習日記

2013年03月10日 | その他
サークル認定されて、初めての舞台はピュアランドでの桜まつりです。

三月に入って毎週土曜日に練習に集まっています。

今日も練習がありました。

児童合唱、というものをやりたいと若い頃から思っていて、ようやく実現し、当初は楽しめるだけで充分、と思っていましたからあまり出来不出来にとらわれずに練習していたと思います。

最近になって、せっかくやるならある程度の形にしたいなどとそんなことを思いはじめてしまって。

そうすると、ちょっとだけ子どもたちにもお小言が多くなってしまいました。

ウキウキする言葉を心がけたい、なんて昨日書いたばかりなのに、現実はむつかしいなあ。

ウキウキしながら、上手にするいい方法、ないかなあ。



さくらまつりは4月7日(日)にピュアランドhttp://www.kamigori-pure.com/index.phpで開催されます。アレグロは一時頃の出演です。よかったら、聞きに来てやってくださいね。

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お母さんより、ちょっとおねえさん

2013年03月09日 | レッスン室便り
生徒ちゃんに、
「先生って、何歳なの?」
と、聞かれた。

「んーーー。お母さんより、ちょっと、お姉さん」
と、答えた。

すると、
「え~。お母さんが4×歳だから、じゃあ、43歳?」


うっそ。
そんな風に見える!?
思わずにんまり。

「先生って、お母さんと同じくらいかと思った」

ますますにんまり。

まだお上手言える歳じゃありませんよ、この子は。

そんな風に行ってもらえて、嬉しいじゃありませんか。

最近、顔のお手入れにすっかり横着している私ですが、このところ、マッサージなんか思い出して実行しています。・・・・なんて、ゲンキンな(~_~;)

そう、言葉のかけ方一つでこんなに心がウキウキするもの。

ウキウキする言葉かけをしたいものです。





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卒業

2013年03月03日 | 家族
とうとう来てしまった、卒業式。

これでうちにはとうとう高校生はいなくなりました。

みなさん同じ道をたどり、いつか子どもは離れていくとはいうものの、寂しいなあと、思います。

よそさまの親子の様子とつい比べてしまうのだけど、実はこれでよかったのかなあといつも思ってしまいます。自問自答して、ちょっと落ち込んで、でも、それが私のやり方だったのだ、そう思って受け入れるしかない、と自分に言い聞かせています。

女の子と違って、つかみどころのない男の子の扱いは難しく、どこまで入っていっていいのか分からずすれ違ったり感情のぶつかり合いになったり。

高校卒業はひとつの通過点で、これからもそんなことを繰り返しながら親をしていくのだろうなと思います。

ああ、子どもは大きくなるばかり。

いやでも月日の重なりを思い知らされます。

ちょっと、いろいろ考える、この頃。



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