俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月12日(水)

2011-10-12 12:23:39 | Weblog
★秋宵宮星に声あぐ子の行列  正子
秋の宵宮に子供たちが早くから集まってくる。子供神輿を担ぐのに先を争ってのことであろうか。と夕暮れたばかりの西の空にひときわ明るい星が見える。子供らのなかから思わず上がる歓声。秋祭りの季節感たっぷりの御句かと思います。(河野啓一)

○今日の俳句
鍬音も高く甘藷を掘り当てぬ/河野啓一
実りの秋。充実の甘藷を掘り当てた喜び。平明で実感の言葉で詠まれている。「鍬音も高く」には、澄んだ秋の空や空気が、肌に伝わってくる表現である。

◇生活する花たち「葛の花・秋桜・酔芙蓉」(横浜四季の森公園)
コメント (2)
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