俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月4日(火)

2011-10-04 09:27:14 | Weblog
★いっせいに月を待つべく曼珠沙華  正子
「花は葉を見ず、葉は花を見ず」と言われる彼岸花の別名曼珠沙華は、茎のみが伸び出て一斉に咲き出しますね!。その曼珠沙華独特の生態を見事に捉えられ、「ドキッ」とする程のときめきを覚えます。(桑本栄太郎)

○今日の俳句
満天星に硬き風吹き紅葉初む/桑本栄太郎
満天星(どうだん)の木の姿を「硬き風」がよく表している。小さな葉が紅葉しはじめて、麓にも確かに秋が来ている。(高橋正子)

○曼珠沙華

 いっせいに月を待つべく曼珠沙華  正子

曼珠沙華は、彼岸花ともよく呼んだ。ちょうど、彼岸のころ突然に田の畔や川土手などに咲く。色づいていく稲穂に赤が映えて故郷の風景として印象が強い。ローカル線で旅をすれば、車窓から、稲田のほとり群れ咲く曼珠沙華が見られる。旅の印象を強めてくれる。

◇生活する花たち「曼珠沙華・白曼珠沙華・白萩」(横浜日吉本町)

コメント (1)
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