俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月3日(月)

2011-10-03 09:25:34 | Weblog
★炊き上がる米の光りにぎんなん混ぜ  正子
きらきらと光る新米に皮をむいた綺麗な銀杏を混ぜて焚きあげたご飯は食欲を誘い、まさに秋を感じさせてくれますね。食べてみたくなる素敵な句です。(小口泰與)

○今日の俳句
嬬恋や窓いっぱいの星月夜/小口泰與
嬬恋の秋の夜は、もう寒さを覚えるほどであろう。窓いっぱいの星月夜に新たな感動が湧く。(高橋正子)

◆ヒ-スの丘◆心のつながり◆

○高橋信之
◆私の好きな句◆師は遥か秋のヒ-スの丘に立つ/小川和子◆ 正子先生の<ヒースの丘をはるかに秋の雲増える>に応えた句。俳句と俳句でのコミュニケーションは素晴らしい。言葉が少なくて、心の深いところでつながる。他に、正子先生の「嵐が丘」の句に<村の丘に立てば秋風巻いて吹く>がある。
○後藤あゆみ
好きな句 師は遥か秋のヒ-スの丘に立つ/小川和子 昨日「ああ、こんな風に正子先生と俳句で交流ができるとは何と素敵なのかしら」と思いました。信之先生の句評を拝見し益々憧れます。正子先生の★「嵐ヶ丘」はここかと秋冷まといつつ★も雰囲気が出ていて良いですね。
○小川和子
信之先生、「師は遥か秋のヒ-スの丘に立つ」の句をお選び頂き、正子先生の二句を挙げて私の心情そのままにお読みとり頂きまして心より感謝申し上げます。ブロンテの「嵐が丘」と聞いて私の記憶が甦り、「ヒ-ス」が目の前に広がっているようでした。暖かいご講評を本当にありがとうございました。

○イギリスの旅から帰って一週間が過ぎた。強く印象に残ったものの一つに「ヒースの丘」がある。ヒースの花は終わっていたがそれも秋らしい風景で、和子さん、あゆみとも俳句を通じてのいいつながりが出来た。

◇生活する花たち「曼珠沙華①・曼珠沙華②・薄」(横浜日吉本町)

コメント (1)
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