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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月20日 3ノットの潮とイルカの大群

2017年12月20日 | 日記
「チョット潮行きを確認してから、どうするか決めたいと思います」

深場に行くか、浅場で攻めるか潮行きを見てみたい。

上り潮が入っていると、仲間から聞いていた。

しかし、沖合に目をやると延縄船が2隻いる。

延縄が流されている、赤い旗も確認できる。

延縄船がどう動くか確認してから、移動することにした。

竹本さんにアタリが来た。



竿先をブルブル震わせながら、丸々とした鯖が上がってきた。

「美味しそうな鯖ですね」

「この大きさの鯖なら、連続して来ないかな」

チョットだけ、期待感が膨らむ。

暫くして、次のアタリが来た。



良型のアカヤガラだ。

「この前のアカヤガラを刺身にしたら美味しかったです」と、笑顔になる。

本命ではないが、まずまずの出足かな。

延縄を気にしながら、ポイントを移動することにした。

移動して直ぐに、沖から潮目が入ってきた。

ザワザワと、海面が騒ぐ音がしている。

潮目の真ん中に船が入ると、流れるスピードが急に速くなった。

「えっ、本当か。3ノットで流れちょる」

幸いなことに潮全体が3ノットで流れている分、仕掛け自体は着底は取れている。

「なんか跳ねていますね」

竹本さんが、大きな水飛沫に気づいた。

「何だ、あれは?」

「マグロか…、いや、イルカの大群だ」





親子連れや、小グループのイルカの群が、あちこちにいる。

海面から大きく跳ね上がって、遊んでいる群れもいる。

「うわっ、こりゃたまらん。釣りにならん」

と、直ぐに移動する。

3ノットの激流に、イルカの大群。

暫く、他のポイントで様子を見ることにした。

しかし、至る所にいるかが居て、ベイトが思うように出て来ない。

夕間詰め近くになって、竹本さんにアタリが出始めた。





沖エバにタチウオ。

「何かのアタリは来るけど、針に掛からない」

海面下、40メートル位の処に凄い反応が出るのだが、アタリが出ない。

帰るまで、何の音沙汰も出ない。

「この魚探に出ている反応の正体が知りたい」

と、頑張り続けたがアタリには繋がらなかった。



帰港するときも、船の直ぐ近くにイルカが付いてきていた。

「こんだけイルカが居たら、釣りも難しいですね」

激流の潮とイルカの大群に、翻弄されてしまった。