１２月３日 今日も出られないよ

早朝に電話が鳴った。

「おはようございます。今どこですか」

「港を出た所にいるけど、今日も沖には出られないよ。波がある」

やっぱり、昨日の風や波が残っている。

ましてや、明日は天気が崩れる予報にもなっている。

「何処に行きますか」

「内場しかないよね。来ないの？」

「今日は、内場には行きません。お客様にも昨日のうちに悪天候は知らせて有りますので、日にちを変更しました」

「沖に出られると良いとにね…。天気が悪いね」

殆どの仲間が今日も内場に入ったのだが、勇気を出して沖合に出た仲間もいるらしい。

水深７０メートルの処まで出たらしいけど、暫くして内場に入ってきたとのこと。

その時の話。

「何処に行っちょったと」

「沖の７０の所の魚礁に行ってみたけど、風が強かった」

「波も、てげ有ったろうが」

「何とか乗り越えていったけど、周りは見えんし、釣りにならんかった」

もう一隻居たらしいけど、その船は港に帰っていったらしい。


（今日の写真ではありません）

夕方、船着き場で仲間が帰ってくるのを待っていた。

次々と仲間が帰ってきた。

「どうやった？」

「だめやった。アカヤガラにタチウオ、イトヨリダイやった」

「私は、鮫も来ました」

「内場は、イトヨリが多かった」

「青物らしいアタリが一度来たけど、走られて外れてしもうた」

釣り大会もあったらしく、仲間が準優勝、仲間の娘さんが優勝だったらしい。

天気が良くない仲でも、頑張っていい結果に繋がった。

娘さんの優勝「おめでとう！」