改造ジジイOLD

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CCD駆動式AFカメラ PartⅡ

2012-08-06 21:18:52 | 改造カメラ

前回、CASIO EX-H30をベースに改造したCCD駆動式AFカメラは、M57マウント、ボーグ専用マシーンでした。今回は、このマシーンに、さらに手を加え、CSマウントのCCD駆動式AFカメラを作ってみました。

Cimg9842

CCDはスペーサー(青色のパーツ)を介し、奥のAF用メカとつながっています。マウントベースにはレンズキャップを利用し、CCDがフロントに突き出た分、レンズキャップでゲタ上げしています。

Cimg9863

CCDが手前に繰り出たときは上の画像のようになります。下の画像はCCDが奥に引っ込んだときの状態です。

Cimg9864

Cimg9879_2

マウントを取り付けた状態です。

Cimg9894

光線漏れのないよう遮光を施し完成です。

シャッターユニットには開口径の大きいものを使いましたが、フランジバック内にシャッターユニットが収まりきらなかったため、絞り用の電磁石は取り去り、さらに、シャッター用の電磁石も高さの低いもの(厚さの薄いもの)に交換してあります。

Cimg9909

マクロ撮影用のストロボを取り付けた状態。ストロボには、シャッタータイムラグだけトリガー信号を遅らせる遅延回路を組み込んであります。

EX-H30にはマニュアル露出モードがあります。蓄積の同時性というCCDの性質から、数値上、遅延ストロボを1/2000秒で高速シンクロさせることが可能でした。しかし、原因はわかりませんが、実際のシャッター最高速度は1/640秒くらいで頭うちになっているようです。

以下、上のシステムによる作例です。

Photo

Photo_2

Photo_3

撮影データ:   カメラ:CASIO EX-H30  (CSマウント CCD駆動式AFカメラ )

         レンズ:COSMICAR  16mm F5.6 (固定絞り CSマウントレンズ)

         ISO80    SS 1/640秒 AFモード  手持ち  外部ストロボ使用

         トリミング 画像補正有