前回、CASIO EX-H30をベースに改造したCCD駆動式AFカメラは、M57マウント、ボーグ専用マシーンでした。今回は、このマシーンに、さらに手を加え、CSマウントのCCD駆動式AFカメラを作ってみました。
CCDはスペーサー(青色のパーツ)を介し、奥のAF用メカとつながっています。マウントベースにはレンズキャップを利用し、CCDがフロントに突き出た分、レンズキャップでゲタ上げしています。
CCDが手前に繰り出たときは上の画像のようになります。下の画像はCCDが奥に引っ込んだときの状態です。
マウントを取り付けた状態です。
光線漏れのないよう遮光を施し完成です。
シャッターユニットには開口径の大きいものを使いましたが、フランジバック内にシャッターユニットが収まりきらなかったため、絞り用の電磁石は取り去り、さらに、シャッター用の電磁石も高さの低いもの(厚さの薄いもの)に交換してあります。
マクロ撮影用のストロボを取り付けた状態。ストロボには、シャッタータイムラグだけトリガー信号を遅らせる遅延回路を組み込んであります。
EX-H30にはマニュアル露出モードがあります。蓄積の同時性というCCDの性質から、数値上、遅延ストロボを1/2000秒で高速シンクロさせることが可能でした。しかし、原因はわかりませんが、実際のシャッター最高速度は1/640秒くらいで頭うちになっているようです。
以下、上のシステムによる作例です。
撮影データ: カメラ:CASIO EX-H30 (CSマウント CCD駆動式AFカメラ )
レンズ:COSMICAR 16mm F5.6 (固定絞り CSマウントレンズ)
ISO80 SS 1/640秒 AFモード 手持ち 外部ストロボ使用
トリミング 画像補正有