改造ジジイOLD

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レンズ交換式オートフォーカスコンデジ

2013-11-29 03:14:16 | 改造カメラ

このところ、デジタル一眼用で使用するAFボーグに振り回され、コンデジ改造から遠ざかっていましたが、久しぶりにレンズ交換式のコンデジを作ってみました。今回採用したオートフォーカスの方式は、レンズ駆動式です。

Photo_3

ベースカメラはカシオEX-H30です。過去に改造したコンデジを分解して、パーツを流用した関係から、マウントはキャノンFDにしました。といっても、ボーグ専用前提なので、フランジバックは適当です。

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リモートスイッチ(レリーズ)接続用のコネクタ取りつけ。

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リモートスイッチ用の配線はシャッターボタン基板取り付け部から引き出しています。

Photo

起動エラー(レンズエラー)を防ぐためズーム鏡筒のうち最外周の筒は残してあります。レンズを取り去る際、シャッターユニットへの配線を切ってしまったのですが、この機種は、半田付け部から配線を引き出すことができました。

Photo_11

CCDの直前にはオートフォーカス用の駆動部がありますが、ここに取り付けられていたレンズを取り外し、換わりに、度の弱い凸レンズをエポキシ接着しました。

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シャッターユニットは開口径の大きいものを使用。絞りをNDフィルター式に改造してあります。

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完成体

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ボーグ71FLを付けるとこんな感じです。オートフォーカス用凸レンズがレデューサーとして働くため、合成焦点距離は約300mm(1650mm相当)。取り回しは楽です。でも、もうちょっと長さ欲しかったですね。

以下、上のシステムによるサンプルです。

Photo_9

SS 1/25秒 トリミングにより1.5倍拡大(約2500mm相当)

Photo_10

SS 1/50秒 トリミングにより1.4倍拡大(約2300mm相当)

Photo_8

SS 1/40秒  トリミングにより 1.4倍拡大(約2300mm相当)

中央はままあ解像しているようですが、中心から少し外れると、解像力劣化のあるような気がします。フォーカス用レンズの相性、光軸ズレ、そういったところに問題があるのかもしれません。いづれにせよ、もう少しサンプリングする必要があります。

撮影データ 

カメラ:カシオEX-H30 レンズ交換式改造  

レンズ:ボーグ71FL 400mm F5.6 (合成焦点距離1650mm) 

ISO80  絞り優先AE  露出補正-0.3  三脚使用 

トリミング 画像補正