オートフォーカスボーグのフォーカシングユニットとして、今回は全玉抜きしたAF-S NIKKOR 55-200mm F/4.5-5.6 ED VR を使ってみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a2/2ddc07a537fb02df10b68e8104b60cac.jpg)
今回も全分解してから各レンズを除去。VRレンズはユニットごと外してしまいましたがエラーにはなりませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/49/3c17357ee8c72c0883aac668f9149cbc.jpg)
このレンズはインナーフォーカスタイプですが、オートフォーカスの稼働部はフロントに近い位置く(2群目の位置)にありましたので、ここにステップアップリングを取り付け、その先にフォーカシングレンズとしてφ49mmのACクローズアップレンズを取り付けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/47/642d8014d7fbad9123d489f0efd99253.jpg)
このVRタイプの55-200は鏡筒が太く、ドロチューブ内にはおさまりませんでしたので、ズームリングにアルミ板を巻き、径を合わせてドロチューブホルダーに収め固定しました。
ボーグ接続では大まかなピント合わせをマニュアルで行う必要があります。この操作はズームリングを回転させることで行いますが、スカスカで強度的にも不安でしたので、上の画像のように鏡筒バンドとカメラをプレートでつないで補強しました。鏡筒バンドのネジは緩めておきます。適度な摩擦抵抗も生まれうまくいった感あります。
以下のサンプル画像、対物レンズにボーグ89EDを使用して撮ったオカヨシガモです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/c1/a670734601d7ad4f47b37a64f409e6cb.jpg)
ISO1250 1/2500秒
近くの公園の池にオカヨシガモが来るようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/58/a1a1013ea724f5721cdfe7a3c6144786.jpg)
ISO640 1/3200秒
これをなんとか撮りたいのですがカモの飛行速度は普通に速いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/43/98d9dbb4142b89a036afe74d5f9a456f.jpg)
ISO800 1/2000秒
スピードの落ちる着水直前とか・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/73/4f6bc8cb81684a3aea89a070cd3e9d4f.jpg)
ISO1000 1/4000秒
加速する前の飛び出し直後がねらいどころです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d2/00c8bd726a91928d1fb4fa2793cf0f1f.jpg)
ISO200 1/800秒
でも、ならば巡航姿勢入ってからの姿を捕らえたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/f0/a17c09672892e1a595c141e3f73dd981_s.jpg)
サムネイルをクリックすると拡大します。ISO400 1/3200秒
撮影データ
カメラ:ニコンD750 対物レンズ:ボーグ89ED 600mm F6.7
フォーカシングレンズ:ケンコーACクローズアップレンズNO.2(ニコンAF-S NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR改により駆動)
合成焦点距離、F値:450mm F5.1(推定) ISO:400~1250 絞り優先AE 絞り:開放(推定約F5.7) 露出補正±0
マニュアル露出( 1/800秒~1/4000秒) 手持ち トリミング&リサイズ 画像補正
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b1/97c9c758b7eaab6ef279794c6605ac5e.jpg)
撮影機材
VRなしの55-200よりはましですがオートフォーカスは遅いです。それを補うには合焦ポイント付近までMFで素早くフォーカシングする必要があります。ズームリングをヘリコイド様に使っていて回転角も狭いので理論的には素早いフォーカシングが可能なはずなのですが、操作が遅れてしまいます。鳥撮りは難しいです。