今回はボーグのフォーカシングユニットとして全玉抜きのAF-S NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G(VRなしのタイプ)を使ってみました。
全分解してから内部レンズを除去したのですが、カムの構造が想像以上に複雑で、パズルを解くのに2日かかってしまいました。
このレンズはVRなしのタイプです。鏡筒が細いのでボーグのドロチューブ内に納まります。
DX(APS-C)専用レンズなのでフルサイズでけられるのは仕方ないのですが、DXモードでも周辺光量落ちがみられました(ボーグ77EDⅡ ケンコーACクローズアップレンズNo.2使用の場合)。そこで、上画像右のようにマウント内側のモールドの径を広げました。
以下、カメラ:ニコンD750 対物レンズ:ボーグ77EDⅡ フォーカシングレンズ:ケンコーACクローズアップレンズNo.2 を使用したサンプルです。
ISO800 1/4000秒
場所は、前回、白変種のカワウを撮った公園の池です。夕方、続々と飛んできますので、機材テストにはうってつけです。
白いやつが来るのを期待したのですが、どうも塒をかえてしまったようで、今回はテスト撮影のみで終了です。
ISO800 1/4000秒
ISO1600 1/1000秒
ISO1600 1/1600秒
ISO1600 1/1250秒
ISO800 1/4000秒 ISO1600 1/1600秒 ISO1600 1/1250秒
撮影データ
カメラ:ニコンD750 対物レンズ:ボーグ77EDⅡ 510mm F6.6
フォーカシングレンズ:ケンコーACクローズアップレンズNO.2(ニコンAF-S NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G改により駆動)
合成焦点距離、F値:420mm F5.5(推定) ISO:800~1600 絞り優先AE 絞り:開放(推定約F5.5) 露出補正±0
マニュアル露出(ISO1600 1/1600秒~1/1250秒) 手持ち トリミング&リサイズ 画像補正
撮影機材
テスト撮影以前にオートフォーカスが遅いのはわかっていましたが、テストしてみてやっぱり遅いと思いました。レンズ内モーターで静かですし、オートフォーカスの精度自体は高いだけに残念です。