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旨い焼き鳥

2018-07-01 11:17:05 | 日記
東松山の味噌だれが良い
 
 人は食品の好みも味も千差万別、人に押し付ける気持ちはさらさらないが、自分では家の近辺の焼鳥屋へは行く気がしないし食べる気もない、焼き鳥を食べるなら東松山の焼き鳥を食べたい。
 先日何故か味噌たれ焼き鳥を非常に食べたくなり、東松山駅前に本店を構える ひびきが各地へ支店を出し、比較的早い時間から開店する、東上線川越市駅前に支店が有る、この店の焼き鳥、東松山の焼き鳥の形態をしているが、地元でも旨くないとの評判、仕方ないが我が家からはそこが一番近い、午後3時開店、電話で予約して3時には焼き上げて呉れると言う、32度の炎天下電車で買いに行く、久しぶりのせいか20本二人でぺろりと平らげる。

 東松山に焼き鳥屋は50数軒あると言う、焼き鳥組合を持つのは全国でも東松山だけだ、だがスナック バーでも焼き鳥を出す、50数軒では済まないだろう、若い頃はよく焼き鳥を食べに行ったが、全部の店を試食するほど酔狂ではない。

 幾つかの店を食べ歩いてここだと思ったのは、森林公園駅から徒歩5分ほどの所にある焼き鳥屋「新盛」だ、この店に決めてから随分通った、帰りには20本いつも土産に買ってきた、肉の焼き加減、柔らかさ 挟んだ深谷葱の香り 付ける味噌だれの味加減絶妙だ、この店の開店は近隣の工場の終業時に合わせ17時開店、川越市駅から更に森林公園迄、昔は平気だったが、今は体力の衰え気力もなくなり15年ほど行っていない。

 ひびきの肉は固く、葱も筋っぽく味は落ちるが、何とか東松山の焼き鳥の味はする。

 東武東上線に武蔵嵐山駅と言うのが有る、昭和30年代から40年代初めは、東松山駅を出ると一駅の長い事、畑と雑木林の中をひたすら走って到着した、今は中間に森林公園 つきのわ駅も出来た、そんなの農村地帯のひなびた駅前で、韓国籍の金さんと言う人が、駅前で焼き鳥屋を開いていたが、豚の頭からとれる頬肉 盆のくぼ肉は匂いと癖が有り、余り活用されて居なかった、これに目を着け癖を消すため葱を挟み、味噌にニンニク 蜂蜜 リンゴ 唐辛子 胡麻などを混ぜ込んだ味噌たれを考案、店で売り出したところ大評判になり急速に広がった様だ、小生も昭和40年代初めに嵐山町に住む友が、変わった焼き鳥が有るから食いに来ないかと誘われ行った、その焼き鳥は小生にとって衝撃的だった、以来この焼き鳥に嵌ってしまった。

 この東松山の頭肉 味噌たれ焼き鳥の発祥には諸説あるようだが、嵐山町の古老の話と店主の話を信じている。
 豚肉を使っているのだから焼きトンではないかと言うが、通常東松山の焼き鳥で通っている。
 
暑いさなか汗を流して買ってきた、東松山の焼き鳥
 

うーん何故か見た目肉が堅そうだ、食べても堅かった、矢張りうまくない、5本食べてやめた

 
付けてくれた味噌だれ、色々ブレンドされているので、余ったのは生胡瓜に付けても旨く食べられる
 
森林公園駅から程近い焼き鳥の店「新盛」夕方5時には殆ど満席
 
上記パック入りの焼き鳥より、肉にふっくら感ある、ひびきとは全く違った食感矢張りうまい、これなら今でも10本以上はいける
 
刷毛で塗る味噌たれ、各店それぞれブレンドを工夫しているが、何処の店より旨い味噌たれ