老いて楽しく

余生を楽しむ

寄居 川の博物館

2013-11-09 13:44:18 | 日記

 

 

  小生 戦後20年代後半から30年代前半まで、約10年間東武東上線沿線の大山駅近くに住んでいた、
その頃は未だ戦後の傷跡から少しづつ立直りつつあった時で、皆復興の為に一生懸命働いた、
その頃は然したる娯楽も無く、桜の時季になると、寄居の手前荒川土手の玉淀の桜見物に行った、
もっと近場に桜見物も出来たが、大山駅から玉淀迄1時間数十分の電車の旅も良かったのかもしれない、
その頃の電車は木造車で、車内は煙草はし放題、人に迷惑を掛けねば酒も飲めた、若気の至りで、
桜の時季になると数年玉淀へ行った。

 その後西武沿線所沢へ居を移し東上沿線から遠ざかり、玉淀 寄居へは50年近く行かなかった。
有る会で寄居の「川の博物館」を訪れる事になった、50数年ぶりに寄居へ行ったが、昔の記憶がないので
その変貌ぶりは分からない。

 此の寄居の川の博物館は、平成9年に完成して16年経つ、こうゆう博物館の有る事も全く知らなかった、
館内には地域の人が如何に水に関わり生きてきたこと展示している、中にも圧巻なのは、
材木を大量に水に流す「鉄砲水」の装置で、定刻にその実演をやる。
館外には荒川の源流「甲武信岳」から東京湾に注ぐまでの、横山大観の名作「清々流転」を思わせる
巨大パノラマが有る。

 秋の穏やかな日差しの中、荒川の水に親しみ、人がいかに水と関わって来たかを見つめ直すのに、

良い設備かもしれない。

 

 

 

直径23mの大水車
水車の向こうには荒川河川敷と川の流れが
近くで見ると大迫力の水車
鉄砲水の実演 シャターチャンスが悪く、鉄砲水が写らず
その大がかりな模型