老いて楽しく

余生を楽しむ

一陽来復

2011-12-30 10:13:17 | 日記

 今年は、日本にとっては本当に苦難の年でした、2008年秋のリーマンショックから、経済界も立ち直りに向かい、新年から景気回復の明るいニュースがあり、今年はいい年になるかと期待されたが、3月11日の東日本を襲った未曽有の大震災 続く大津波 福島原発の事故、昭和20年の敗戦時に次ぐような国内危機に襲われた。

 夏には台風が連続襲い掛かり、西日本 紀伊半島などに、土砂災害 大洪水などの被害を齎した、秋には日本企業が数多く進出しているタイで、これまた未曽有の大水害、日本企業にまたまた大きな被害が及んだ、其れに加えて超円高が輸出産業に大きな痛手、戦後の廃頽から立ち直り、高度経済成長、バブルで浮かれ バブル崩壊後の10年間の経済停滞、我が国の経済成長に陰りが出てきたところへ、この打撃。

 欧州ユーロ圏のギリシャ スペイン イタリア等が国家経済破綻の危機、欧州経済圏も危機的ならば、我が国の借金が国民総生産の2倍の1千兆円、今はまだ円が健全と言われ買い進められて77円などと円高だが、借金大国の日本に、外国投資家が危機感を募らせたら、日本経済一気に破綻である。

 国内政治を見れば政府与党内に、反勢力があって与党内野党があるようなものだ、政権与党がバラバラで、自民党もただ反対を唱え、有効な政策に協力復興に寄与しない、民主党も2年前に掲げたマニフェストを悉く覆し政権奪取時の政策綱領は覆された、議員定数削減  議員報酬削減 公務員給与削減全くなく、震災から議員報酬は削減したが、それも 半年間だけ、自分らの身を削らず、消費増税を決めた、我々の借金を子供 孫の代に残したくないので、消費増税も止む無し、だが己の身を削って実施すべきだ。

 だが 日本の産業界、自動車 電気 建設 諸々の分野でこの大きな幾つもの危機を乗り越え、来春4月頃までには従来の生産に戻すようだ、日本企業の底力 たゆまざる努力 技術力はたくましさを感じる。

 どうか来年は穏やかな年で、震災復興をしつつ、世界経済も安定して、豊かで「一陽来復」安楽を享受できる年になって欲しいものである。