山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

社長辞任決め手は自社の内視鏡

2024-10-31 10:31:58 | 時事川柳

29日の紙面は衆院選挙の確定票など詳しい内容が載っておりましたので、高い競争率を避けるために別の話題を探したところ、オリンパス社長辞任 の見出しが目に付きました。

ドイツ出身のシュテファン・カウマン社長兼最高経営責任者CEOが、違法薬物を購入した疑いで取締役会が求めた辞任に応じたもので、違法薬物購入の通報を受け内部調査した結果、取締役会は「カウマン氏が当社の行動規範とは相いれない行為をしていた可能性が高い」と全会一致で判断したそうです。

オリンパスと言えば内視鏡の有力なメーカーだったと思い出し、内部調査に結び付きました。念のため検索したところ、オリンパス、富士フィルム、ペンタックスの3社で世界シェアの9割以上を占め、首位のオリンパスは約7割のシェアを持つとのことでした。

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裏金が尾を引き幕引き裏目に出

2024-10-30 18:08:43 | 時事川柳

27日に投票、即日開票された第50回衆院選は、立憲民主党と国民民主党が大幅に議席を増やしたのに対し、自民、公明両党は大幅に減らし定数456の過半数を割り込みました。

28日の紙面の中から句作りに関わる部分だけ紹介します。

自民党は衆院選で派閥裏事件による大逆風にさらされた。石破茂首相は就任から戦後最短での衆院解散を決断し、超短期決戦に打って出たものの、「非公認問題」が尾を引き単独過半数割れに追い込まれた。首相の賭けは裏目に出て、自民、公明両党に激震が走る。

ここから「裏金」「裏目」「尾を引き」を拾ったところで、「幕引き」が閃きました。あれこれ考えましたが、中七の字余りは何ともなりませんでした。

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AIにくまなくクマを検知させ

2024-10-24 13:12:38 | 時事川柳

クマによる人身被害を減らそうと、市街地や農地に設置したカメラの映像を人工知能(AI)が24時間態勢で分析し、住民に出没を知らせる自治体が増えているとして、石川県小松市の取組が詳しく紹介されていました。AI通報システムは通信システム会社のほくつう(金沢市)と北力電力の新価値創造研究所(富山市)が共同で開発したものです。

カメラは動くものを感知して撮影しAIに画像を送ると、クマの画像約5万枚を学習済みのAIはクマと判定したときだけ、メールを市職員に送信します。それを受けて、学校や警察などに連絡してから、LINEの公式アカウントで市民に周知するそうです。

小松市では2020年にクマの目撃が227件に上り、21年にAI通報システムを導入したことで23年の目撃は15件にとどまりましたが、10月には男性が襲われて重傷を負う事故が起きたそうです。

小松市の担当者は「餌のドングリの実る山林と近接している住宅街などにカメラを設置することで、早期発見につながる」と説明し、石川県猟友会の方は「確実な情報に基づいて人を派遣できる」と評価しているそうです。神戸市なども小松市と同じシステムを導入していること、花巻市や秋田市は別のAI通報システム導入することも紹介されていました。

中七は「隈無くクマを」を「くまなくクマを」に直されたもので、実態は隈無くには程遠いかと思います。仮に鹿の検知であれば「確(しっかと)とシカを」、馬ならば「上手いことウマを」(字余り)にするような、言葉遊び心に溢れた句でしたが、ウマい具合に選者に検知されました。

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女子野球好返球待つ盛岡市

2024-10-23 10:45:55 | 時事川柳

盛岡市は、競技の普及と地域活性化に向けて「女子野球タウン」の認定を目指し、16日に全日本女子野球連盟に申請書を提出しました。

認定期間は5年間で、全日本連盟から野球教室、チーム創部、大会・イベント開催のサポートや女子日本代表選手の派遣を受けられます。

タウン事業は2020年に始まり、松山市や高知市、栃木市など16市町が認定を受けており、盛岡市が認定されれば東北では初めてだそうです。

今夏の女子硬式野球の全国高校選手権で花巻東高校が準優勝し、最近は高校生の東北女子選抜チームと読売ジャイアンツ女子の親善試合が盛岡市で開催されるなど、女子野球が脚光を浴びております。

申請書(ボール)は連盟のもとにある。あとは認定書(ボール)が来るのを待つだけ。この状況を「女子野球返球を待つ盛岡市」と詠みましたが、リリース直前に中七の握りを「好返球待つ」に変えた句がストライクとなりました。

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森吉山(紅葉を観るために)

2024-10-22 15:58:34 | 旅行


10月21日(月)に秋田県の森吉山(もりよしざん 1454m)に登り、中腹が見頃の紅葉と360度の絶景を堪能してきました。雲一つない快晴に恵まれたこの日は、青森、秋田、岩手の山はほとんど見えておりましたし、日本海に突き出している男鹿半島も確認することが出来ました。

初心者を2人伴い3時間弱車を走らせて、ゴンドラ乗り場に着いたのは10時頃でした。
紅葉は見頃とのことですが、鮮やかな赤や黄に彩る樹種はほとんど無いようです。




ふと、遠くに目をやると薄っすら雪をまとった鳥海山が見えたので、今のうちにと何枚か写しました。

ゴンドラから降りてまた写しました。

こちらは秋田駒ケ岳で、山頂からの絶景を期待しながら歩き始めたのは10時30でした。

急登はありませんので初心者でも楽に歩くことが出来ます。周囲が見えることで歩いた成果を確認出来、山頂が近づくことも良く分かります。


20分ほど歩いたところで目指す山頂が見えました。

ゴンドラの山頂駅が下に見え、登ったと実感がわきます。

これは岩木山ですから、右の方には八甲田連峰が見えてくるはずです。

5分ほど歩いたところで見えてきました。

ここまでの0.8kmを30分で順調に歩いてきました。

少し山頂が近くなりました。

避難小屋を通過しあと1kmです。



山頂の標柱も肉眼で見えます。

数少ない赤を写しました。

もう少しです。


11時58分に山頂に到着しました。
コースタイムは1時間20分から1時間50分とガイドブックによって少し違いますが、1時間28分でしたので初心者から初級者への昇格も近いでしょう。

この時刻になると雲が出てくるものですがこの日の青空は粘り強くて、邪魔をしたのは頻繁に現れる飛行機雲でした。
360度遮るもののない大展望は、中央奥の昨日初冠雪が観測された岩手山からです。
左には八幡平の山並みが見え、右には早池峰山が雲の上に頭を出していました。


岩手山

早池峰山

岩手山の右(西)には秋田駒ケ岳です。


北を見れば中央奥に岩木山と右端に八甲田連峰です。

岩木山

八甲田連峰

そして南西にはこの日初冠雪が観測されたという鳥海山です。


これは西側の男鹿半島で、肉眼では海岸線や風力発電の風車も確認出来ました。

そのほか、南には和賀岳や17日に登った須川岳(栗駒山)も見えていましたが、須川岳の方は写真での確認は困難です。

山頂には50分ほど留まり、大展望をおかずにして昼ご飯を食べて、12時49分に下山を始めました。よほどのトラブルに見舞われない限り、15時30分のゴンドラ最終便に間に合うと安心したところです。
ほとんど休むことなく歩きとおし、14時05分にはゴンドラの山頂駅に着きました。
軽装の観光客から「山頂まで行ったのですか。凄いですね」と言われ、意気揚々ゴンドラに乗りこみました。

順光となる山側を眺めながら何枚か写しました。





15時に帰路につき、間もなくスモールライト点灯、そしてヘッドライトが必要な暗さになり、すっかり闇夜となった18時に帰宅しました。
もっと近ければ樹氷を観ながらスキーを楽しむために訪れたいのですが、片道130km超の雪道は腰が引けます。

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