山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

温暖化あかんあかんとマリモ痩せ

2023-10-25 09:48:30 | 時事川柳

阿寒湖のマリモが地球温暖化の影響で表層が薄くなった可能性がある、という話題を詠んだ句が秀逸をいただきました。

マリモは細い藻が球状に集まったもので、大きくなると中心に空洞を形成し、表層の厚みは4~5センチとなります。研究チームは、マリモを暗所に置いて水温と藻の密度を観測し、人間が脂肪を燃焼させるように、マリモは光合成が出来ないと栄養を生み出すために分解するが、その速度は水温が上がるほど速まることを発見したそうです。

そのデータと、MRI解析で算出したマリモの光合成による成長速度を合わせると、88年の水温では約4.7センチだった厚さが、近年の水温では約3.7センチとの試算がでたもので、「痩せた」と導き出しました。今後も水温が上昇すればマリモが壊れやすくなるとのことです。

阿寒湖の遊覧船はマリモを観察できる施設がある島に立ち寄ります。何度か訪れたことがありますが、壊れたマリモも展示されていたことを思い出しました。壊れる原因に水温の影響があるのかどうか、そのような説明があったのか覚えていません。

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