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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

今年の座禅草には雪がありませんでした

2021-03-02 19:15:15 | 花めぐり
米原市大久保のセツブンソウ、湖北町のコハクチョウとオオワシと巡ってきた滋賀県の一日旅も今回が最後です。
最後にやって来たのは、高島市今津の座禅草(ザゼンソウ)の群生地です。
ここにも毎年のように来ているのですが、今年は様子がちがっていました。


例年は雪の中から座禅草が顔を出しているのが、今年はまったく雪がありませんでした。




雪が無いというのは、二日前に行かれたtakayanさんの情報で知っていたのですが、やはり不思議な感じがしました。




紫褐色の大きな仏炎苞(ぶつえんほう)を仏像の後背に、中の黄色い花を僧侶に見立て、僧侶が座禅を組む姿に似ていることから名付けられたそうです。




まるで、沢山の座禅僧が修行しているようです。




これだけ群生している場所はめずらしいようです。節分草もそうでしたが貴重な場所です。




雪はありませんでしたが、こういう景色もそれはそれでいいかもしれません。




ここに到着したのは3時半頃だったので、少し日も傾きかけていました。




これを見ればサトイモ科の仲間というのがわかります。




可愛い修行僧です。




仏炎苞がハート型に写りました。




いつもはマキノのメタセコイアとセットでくることが多いのですが、今年は冬のメタセコイア並木には行けなかったです。




湖西地方に春を告げる花でした。




節分草や座禅草は自生地が限られる貴重な植物です。コハクチョウやオオワシも貴重な鳥類です。
今回の旅では、そんな貴重な生き物たちに出会い写真に撮ることができました。
いつまでも残したい、残ってほしいものです。

※訪問日 2021.2.24