はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

神護寺の紅葉(後)

2020-11-24 18:55:55 | 紅葉
高尾山神護寺にいます。
なんといっても神護寺は、弘法大師空海が唐から戻られてから14年間過ごされたお寺です。
比叡山の伝教大師最澄も、ここで空海から灌頂を授けられました。(それ以前に最澄はここで講演を行っています。)
司馬遼太郎の『空海の風景』には、空海と最澄、二人の性格や関係が面白く描かれています。
そんな歴史を思い浮かべながら神護寺を歩くと感慨深いものがあります。

石段のところは少し遅かったようですが、金堂の前の紅葉が綺麗でした。




ところで、この神護寺は和気清麻呂が創建したお寺でした。当初は高尾山寺だったそうです。和気清麻呂も宇佐八幡宮神託事件で知られる人物です。




もう一度石段の上から下を眺めました。時刻は12時です。屋根が完全に白トビしていました。




石段の下まで下りてきました。




石段を斜めから見上げます。




綺麗な紅葉に誘われて、そちらの方に向かいました。




見えて来たのは地蔵院です。




そのあたりの紅葉は実に見事でした。




幹も躍動感がありました。




見上げて撮りました。




上ばかり見惚れていましたが、足下も見事な散り紅葉です。




苔も綺麗です。




ここは立ち入りできないので、綺麗な散り紅葉が見られます。もう少し経てば更に美しくなるのでしょう。




躍動する幹を別角度からも撮りました。




空海さんも眺めていたのかはわかりませんが、いつまでも眺めていたい紅葉でした。




かわらげ投げの受付の所にも綺麗な紅葉がありました。




どなたかが投げた「かわらげ」を追いました。見えるでしょうか(笑)




屋根の上にも紅葉が散り積もっていました。




帰りの坂道からの1枚です。ちょうど昼時なので、お休み所も賑わっていました。




私は清滝川まで下りて、コンビニおにぎりを頬張りました。そのあと、真如堂に向かいました。

※訪問日 2020.11.18