はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

東高野街道を歩きました(郡津〜忍ヶ丘)

2020-11-07 17:55:55 | 街道歩き
街道歩きが好きであちらこちらと歩いていますが、大阪近郊でもまだ歩いたことの無い街道もたくさんあります。
東高野街道もその一つで、今年の1月に二度に分けて四條畷から瓢箪山まで歩きましたが、まだ完全走破には至っておりません。
というわけで、今回は郡津から忍ケ丘を歩きました。(本当は四條畷までの予定でしたが。)

今回は京阪電車にお世話になりました。京阪電車の枚方(ひらかた)市駅で交野(かたの)線に乗り換え郡津(こうづ)駅で下車です。




出発点の京阪電車の郡津駅です。今回は思いついてすぐに家を出たので、地図も無く準備不足でした。頼りはスマホの情報だけです。




東高野街道は京から(八幡から)高野山へと続く道です。平安時代ごろから高野聖の活躍で高野山への参詣が盛んになったそうです。
天野川を渡るとすぐ左に行く道が東高野街道です。




市街地の開発や新しい道路の建設で、東高野街道は非常にわかりにくくなっています。
真っ直ぐに行ったのですが、間違っていました。正しくはどこかで右に入るようでした。




この手前でも迷いましたが、地名に「神出来」というのがあったので、それを頼りに歩きました。車道の横を歩くのでちょっと恐いです。




「神出来」で右に曲がって、少し進んで左に行くのですが、ここもよくわからなかったです。それでも雰囲気のある道でした。




やがてJR学研都市線の星田駅に到着です。このあたりは大坂夏の陣で徳川家康の陣があったところだそうです。




街道ファンにはたまらない道が現れました。さてどちらに進めばいいでしょう。正解は右です。




すぐ横を学研都市線の電車が走ります。




このあたりは、いかにも旧街道の雰囲気が漂います。




そう思っていたのも束の間、また府道に出ました。




お腹が空いていてマクドのお店に惑わされているうちに、またも道に迷いましたが、すぐに戻ることができました。




いつの間にやら枚方市から寝屋川(ねやがわ)市に入っていたようです。ありがたいことに寝屋川市内の東高野街道沿いには親切な案内がありました。




弘法井戸のことも丁寧に書かれていました。




弘法井戸です。今も水が湧いているようでした。




府道をこえて東高野街道が続きます。




しばらく行くと「四ツ辻」に出ました。ここは南北に走る東高野街道と東西に走る奈良伊勢道が交差した所です。




右に行けば良かったのですが、真っ直ぐに進んだので




JR寝屋川公園駅に出てしまいました。




それでもすぐに東高野街道に出ることができました。




東高野街道は高台を通っている街道です。遠くに大阪市内のビル群を望むことができました。




新しい道路建設の横に「昭和」の風情が残っていました。こんな風景に出会うのも街道歩きの楽しみの一つです。




寝屋川市は歴史と文化に力を入れているのでしょうか。寝屋川市に好感を持ちました。




少し迷いながらもJR忍ケ丘駅のあたりまでやってきました。




時刻はまだ2時だったのですが、今回はここまでとしました。本当は次の駅の四條畷までの予定だったのですが、少し足も痛くなったので終了としました。




次に東高野街道を歩くのは、石清水八幡宮のある八幡から郡津の区間になると思います。日程は、歩きたくなった時です。

※歩いた日 2020.11.3