はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

おにゅう峠に行ってきました(3)

2020-11-11 19:36:36 | 紅葉
おにゅう峠から展望ポイントまで林道を歩いて下っています。
車なら5分ほどですが、歩くと30分ほどかかりました。
時間はかかりましたが、車では一瞬に通り過ぎてしまう景色もゆっくり味わうことができました。


カエデの色づきを楽しみます。




いい色づきです。




歩かなければ見られなかった紅葉です。




峠からずいぶんと下ってきました。展望ポイントまではもう少しです。




天気も紅葉も最高です。





そして、展望ポイントに到着です。おにゅう峠を代表する景色です。




この峠道が良いアクセントになるようです。




早朝に雲海に包まれた景色を撮りに来る写真愛好家も多いそうです。




雲海と紅葉の峠道は幻想的な風景だと思います。




そんな写真も撮ってみたいと思いますが、夜にこの林道を走るなんて‥。




私たちが行く2日前にブログ仲間の錫杖さんが来られたそうですが、残念ながら雲海は現れなかったそうです。




その日の展望ポイントの様子をブログ「錫杖流」にアップされていますが、人も車も大混雑でした。




展望ポイント周辺も素敵な紅葉が見られました。




見事な紅葉です。




反対側の山なみです。この尾根の向こうに錫杖さんが登られた百里ヶ岳があるのだと思います。




再び峠の風景です。




この日も展望ポイントには、そこそこの写真愛好家がいらっしゃいました。




ちょうど峠道をバイクが下りて行きました。





実はこの車道の横に昔ながらの峠道があります。「鯖街道」と呼ばれる古い街道です。
若狭から京へさまざまな物資が運ばれましたが、特に鯖が有名で「鯖街道」と呼ばれるようになったそうです。




鯖街道はいくつかのルートがあったそうですが、ここは「針畑越え」と呼ばれたルートです。
そして、この道は明智光秀も歩いたようです。(「信長公記」に「針畑越えで帰京」との記述があります。)




おにゅう峠は紅葉だけでなく、大分水嶺に歴史街道と、私の好きなものの詰まった峠でした。

<つづきます>

※訪問日 2020.11.5