20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

出町ふたばと、塩瀬総本家

2020年11月10日 | Weblog

                 

 京都では、豆大福のことを、「豆餅」というらしいです。

 友人に教えていただき、京都に行った時、同志社大学の近くにある、「出町ふたば」で、豆餅を買ってきて食べました。

 どすんとした、豆大福というお味で、あんこもしっかり入っていて、美味しかったです。

 

 高島屋でも時々、個数限定で、臨時のお店が出ることあります。

 階段の上の上の上の方まで行列ができて、多分2時間待ちくらいしないと、買えません。

 いえ、2時間待って、その直前で、「売れ切れ!」の合図が出るかも知れません。

 

 東京で、豆大福(京都風に行ったら、豆餅)と言ったら、私は塩瀬総本家です。

 こしあんで、さっぱりした、豆大福です。

 久しぶりに買ってきて、食べました。↑

 

 やっぱり上品な甘さで、美味しい。

 塩瀬総本家の、さっぱりした、甘さほどほどの和菓子は、本当に美味しいです。

 日本橋・高島屋に入っているのですが、おまんじゅうは なんとなく買ったことがありません。

 気が向いて、買いたくなるのは、この豆大福か、季節の美しい上生菓子です。

 もうこれを食べている時の、幸福感と言ったら!

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高島屋・笠森稲荷神社

2020年11月09日 | Weblog

                

 日本橋・高島屋屋上は、何度か行っていますが、そこにこんなお稲荷さんがあったのを、初めて知りました。

 調べてみたら、下のように書いてありました。

 

「1954(昭和29)年に日本橋高島屋は建築家・村野藤吾氏の設計により増築を実施。 

 その際、増築予定地にあった「笠森稲荷」を、屋上に移設したといわれています。 

 笠森稲荷は、摂津国島上郡(現在の大阪府高槻市)にある笠森稲荷神社の分社として日本橋地域で愛されていました。 

 笠森稲荷の銘板は、高島屋社長を務めた飯田新一の書です。 

 2019(平成31)年3月の改装時に、祠全体を新築しましたが、釘隠しや扉の金物などの一部は屋上移設当時のものをそのまま再利用しています。」

 

 屋上のひっそりしたところに、鎮座している、笠森神社には、小さな、手水舎まであります。

                 

 

 実は、中央区の佃にある、赤い橋のある住吉神社も、大阪からきたものです。そばの月島には4軒長屋がずらりと並び、路地裏はカビ臭く、猫がのっそりと歩いていました。

 以前、あのあたりを取材に歩いたことがあります。銀座と目と鼻の先。そこに、こんな古びた長屋があって・・・(今はリノベーションされているらしいですが)興味津々の街でした。

 

 土曜日、出版お祝い会がありましたが、同人誌「栞」のみなさんのご尽力で、とても魅力的な時間を作っていただきました。

 これまで理事会や、常任理事会など、ZOOMで話し合いをしていましたが、話し合い程度では、今までのやり方で充分でした。

 ですが、新型コロナの感染がいつまで続くか、わからない中、大きなイベントとなるとそうはいきません。

 

 どうやったら、リモートを、より参加者の思いに近づける形でできるか。参加者の皆さんが、「参加しています」と、大人数になってもページをめくるように、画面にお顔を出していただけないか。

 メカなど何も出来もしない私が、のぞみだけは高く持っていて「これ、できない?」などの注文を出し、関係者の皆さんの頭を痛めさせています。(ごめんなさい)

 

 そんな話を息子にしたら、先日、「スマホでZOOMを実験的にやってみた」と、息子が添付で送ってくれました。やはり、これだけのことをするには、マスクをして研究室の4人がかりでやっていました。

 スマホZOOMで、工学部構内を、コロナで構内に入れない学生たちのため、(東大は、例えば理1に合格した人も、1、2年生は駒場の教養学部で、3年生になって進振りで、本郷に来るとシステムになっています。そして進振りの成績などから、本郷での自分の専門学科が決まります。)

 その進振りの結果、建築学科に入ってきた、すべての学生たちのために、スマホで写しながらZOOMで生中継しながら、ディテールまで紹介したのを見せてくれました。

 古い建築を新しい建物と上手に組み入れ、リノベーションしてあったり、歩きながらですから、音声はところどころ悪く、画像もあまり良くないところもありましたが、東大工学部の建物全体の様子が、何となくわかりました。全体像は歩いて教室などを移動している時、学部建物の平面図を、画面に出して見せてくれ、説明してくれたり・・・。

 

「自慢の教室です」と、息子が紹介した、階段式になっている椅子と机。

 その教室の机の上には、丸いくぼみと、机の正面には細長い窪みがあります。

 ペットボトルを置く場所?

 でもあの、細長いくぼみは? と考えていたら、丸いくぼみは、インク壺を置く場所。

 正面の細長い窪みは、ペンを置くところ。

 

 年数の経った建物をリノベーションしても、そうした、過去の美意識はそのまま。

 そこに座った、学生たちは、遠い、遠い先輩たちが、椅子に座ると、まずは鞄からインク壺を出しておく。そしてペンを出して置いて、姿勢を正す。

 そんな光景を思い描きながら、自分はどんな建築家になるのか、いや建築史家になるのか、などと夢想するのでしょう。

 とても面白い試みで、楽しかったです。

 

 でもZOOMをスマホにつなげるというのも、大変な作業なのだと思います。

 図面や写真などいろいろを、スマホに事前に、息子が仕込み、折々に出してもらう。おまけにリアル中継をするわけですから。

 疲れは、通常の授業の数倍にはなるでしょう。

 

 でも、この新型コロナで変貌してしまった時代は、「もっと、使い勝手のいいリモート」を求めて、研究し続けるしかない、そんな世界に突入しているようです。

 東京では、土曜日なども、300人に近い感染者数。治療法がわかってきたので、重傷者は少なくなってはいるようですが、やはり後遺症は残るようです。

 

 ちなみに、笠森稲荷を設計した、村野藤吾は、早稲田の建築出身の、日本の著名な建築家で、紫綬褒章や、文化勲章を受賞しています。

 ああ、この時代は、よかった。

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はい、チーズ!

2020年11月08日 | Weblog

            

 昨日のお祝い会、最後の「ハイチーズ!」です。数人、途中退出された方もいたので、参加者全員ではありません。

 参加者は29名。皆さん、画像に写っていました。

 

 主役の、藤村さんは、一番上のだん、真ん中へんの、和服をお召しになっている方です。

 でもこうして、しめのさんに写真まで撮っていただくと、「ああ、あのかた、このかた」と、参加者のご様子がわかります。

 

 いくつかに分かれての写真でも、これからイベントで、こんなこともできると、「ああ、自分も参加したのだ」と、ご発言がなかった皆さんも、存在証明ができてとてもいいなと思いました。

 

 リモートの、これからの一つの方向性を示してくださった、記念写真でした。

 一つの画面には、マックスで40名くらいは入るそうです。

 ですから、100名の会なら、2つか3つ。それ以上の会なら4つか5つと、ページを横にめくって、参加者のお顔を、私たち参加者も確認できます。

            

 これは、学研の編集長の小方さんが、藤村さんが新潟で講演なさった時の新聞を、画面に流してくださったシーンです。

 

 一歩前進だなと思いました。

 しめのさん、ありがとう!!

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出版お祝い会

2020年11月07日 | Weblog

                

 今日は、春に行う予定だったのが、新型コロナでできなくなった、出版お祝い会を、リモートで行うそうです。

 小川未明文学賞大賞を受賞された、作品「湊町の寅吉」(藤村沙希作・学研)です。

 藤村さん、おめでとうございます。

 

 リモートでのお祝い会、初めてです。

 タイムテーブルを、添付でお送りいただきましたが、途中「歓談」というのがあります。

 伺ってみたら、ブレイクアウト・セッションという機能を使って、いわゆる、分科会のように、各お部屋にわける、という方法で、5~6人(ランダムの組み合わせですが)のグループが作れ、そこで歓談するそうです。

 すごいですね。発起人の「栞」の皆さん、頑張っています。

 また、最後には、参加者全員を同じ画面にうつして、記念撮影をしてくださるそうです。

 

 会の途中でも、スナップを、しめのさんが写してくださり、撮った写真は、参加者にメール添付で送ってくださるそうです。

 写真は、プリントスクリーン(スクリーンショット)といって、パソコン画面をまるごとコピーする方法でおこなうそうです。

 それにしてもすごい!!

 リアルの会と、さほど変わらず、それでいて自宅から参加できるのですから。

「栞」のしめのさんをはじめとした皆さん、すごいです。

 

 先日「AERA」のリモートワークの弱点・改善マニュアル、なんて特集を買って、読んでいたら、専門家の大学の先生が、

「現在の日本は、リモート、在宅石器時代だ」と、書いていました。

 

 これまでの大きなイベントなどで、せめて参加者のお顔をまとめて、何ページかにして、画面に出していただければ、「ああ、自分が出ている」と、リアルの会と同じ感覚で、ご参加いただける気がしていました。

 でも参加者は、横にお名前だけ。中にはお名前もなく(Macbook)と書いてあるだけの人もいました。

 

 ですから今日のお祝い会は、これまでより、ものすごく前進していると思いました。

 でもこれができれば、新型コロナが今後どうなっていくかわかりませんが、その中で、合評研や、来年1月の合同ミーティングなども、参加者の皆さんのお顔を拝見しながら、できそうです。

 

 発起人の皆さま、リモート操作の大変な中、いろいろご努力してくださいまして、ありがとうございます。 

 今日は、皆さまと、お会いできるのが、うれしいです。

 今日は、時間になったら、ZOOMに入室させていただきます。

 よろしくお願いいたします。

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初冬の夕暮れ

2020年11月06日 | Weblog

             

 ベランダから、かすかに、富士山の頂が見えます。

 そして、夕暮れの4時半過ぎ。ムクドリの大群のギイギイ鳴く、大きな声が聞こえてきます。

 換気のために、常時、和室の窓を少し開けているので聞こえてくるのです。

 夕食を食べている、そのお箸を置いて、「きた!」と、和室のベランダに飛び出します。

 

             

 ベランダに出て、目の前を大群で飛んでいるのを見ると、その迫力に、けおされます。

 夏の間は、お隣の日経新聞の屋上に、1時間ほどいて、どこかへ行ってしまいましたが、日経新聞のあたりにはいくのですが、方向がそれます。

 日経新聞は、電磁波でも、取り付けたのでしょうか?

 日経の近くに来ては、逆戻り。

 それを何度も繰り返します。でも決して、屋上にはとまりません。

 

 彼らは、どうも、学習能力がないようです。

 そして、あたりが薄暗くなると、森の根城に帰って行き、あたりに静けさが戻ります。

 

 今回のムクドリの、日経新聞の屋上を見ていて、気づいたのが、磁石。

 超強力な磁石を、ベランダに、2個、吊しておくといいようです。

 すごく安い、2個セットを試しに買って、ベランダに吊るしておきました。

 

 その翌日から、ムクドリが、こちらには飛んでこない。もう数日間、ずっとそうです。

 そのうち、根城に消えていきました。ということは、効果があった?・・・。

 

 昨日など、鳴き声もしませんでした。

「おかしいな」と思ってベランダに出たら、止まる場所を見つけ、かなり遠くを群れで飛んでいます。(ズームで撮影)

 やっと学習したようで、別の場所を見つけ始めたようです。

 こうなると、もうあの、ギャーギャーいう大群の鳴き声も聞けなくなります(笑)。

 ムクドリ大群を観察していた、ウオッチャーとしては、それはそれで寂しい(笑)。

 

 先日、うちのマンションの理事会議事録にも、ムクドリの大群のベランダへの糞害の、記述がありました。

 だから、気にしている人。あるいは下の方の階の住人の方には実害があるのかも知れません。

 でも、私のように、夕食の時間、鳴き声がすると、ベランダに出て、ムクドリウオッチャーをするような、怪怪奇奇な人は、あまりいないでしょうね?(笑)。

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緊張の朝

2020年11月05日 | Weblog

              

 近頃は、夫も出張での外泊もなく、規則正しい生活習慣を送っていました。

 それはそれで、リズムが決まっていて、私としては、結構、気に入っていました。

 夫は出社する日でも、4時半くらいには帰宅するので、それからすぐにお夕食。

 就寝前の時間が、充実して過ごせました。

 

 東京での確認で大丈夫そうと言っていたのですが、どうやら、リアルにやらないと無理のようで、今朝、夫は一泊での出張に出かけて行きました。

 新幹線に乗ったり、ホテルに泊まったりするので、除菌のためのものを、いろいろ用意しました。

 早朝から、お出かけするのではないので、それはちょっと安心しましたが、近頃は、ぶっそうなので、私が、気をつけないといけません。

 

 家の電話は、出ない。

 チャイムが鳴っても、出ない。

 もし、荷物でも、下の受付で預かってくれますから。

 

 なんだか、久しぶりのことで、朝から緊張しているのは、私の方です。

 

 こう言うSNSの情報を見て、強盗が襲ってくるらしいです。

 でも、チャイムが鳴っても、画像を見ませんから。

 ロックも、外しませんから。

 今日と明日は、お買い物も、いきませんし。

 じっと籠城して、仕事をしています。

 

 それにしても、昔は一人でも平気だったのに、やはり骨折したりすると、気弱になって、すぐに不安が先立ちます。

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来年のカレンダー

2020年11月04日 | Weblog

              

 銀座・伊東屋のカレンダーフェアに行ってきました。

 来年は、伊東屋オリジナルのカレンダーではなく、またロスコに戻しました。

 

              

 がっかりしたのが、この3ヶ月カレンダー。

 もう十数年、使っているのですが、とっても便利です。

 

 伊東屋の人に、「見つからない」と話したら、

「あ、それ、廃盤です」と。

「え〜!!」

 地下のカレンダーフェアに、私の悲鳴が、轟いたかもしれません(笑)。

 とはいえ、お客さんは2〜3人しかいませんでしたが。

 本当に便利に使ってきた、愛すべきカレンダーでした。

「コロナで、工場が閉鎖したみたいで・・・」と、伊東屋の人が。

 いろいろお買い物した後、行った、美味しい、お気に入りの、お蕎麦屋さんも潰れていました。

 

 悲しいお知らせを、いただきました。

「この本だいすきの会」の代表、小松崎進先生が、お亡くなりになりました。95歳でした。

 コマ先生と言ったら、「読み語り」。

 たくさんの魅力的な読み語りをしていただきました。

 コマ先生に語っていただく側にいると、自分が子どもになったような、幸せな気がしました。

 

 また「暮の集会」では、いつも、お手製の果実酒を、私にくださいました。

「みんな、飲んでるんだから、カトーさんも飲まなくちゃダメだよ」と。

 甘くてトロッとして、年代物の果実酒は、とても美味しいのですが、アルコール度数が強いようで、おチョコに一杯飲めば、ヘロヘロ。

「かじゅちゅちゅで、酔っちゃった」と。真っ赤な顔。そして周りの方々に飲んでいただきました。

 

 そういえば、大日本図書の取締役をされていた、新美南吉の研究者、保坂重政さんも、お亡くなりになりました。

 いつも「砂山」の童謡を、保坂さんがタクトをふってくださり、酔うと、みんなで歌いました。

「海は砂山、向こうは佐渡か・・・」

 

 コマ先生は「故郷」がお好きでした。

「ウサギおいし、かの山、小鮒釣りし、かの川・・・」

 今頃、コマ先生と、保坂さん、天国で、またご一緒に歌っているでしょうね。

 

 ご冥福をお祈りいたします。

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おめでとう!!

2020年11月03日 | Weblog

               

               

 

 今年度の野間児童文芸賞などが発表されました。

 野間児童文芸賞は、いとうみくさんの「朔と新」(講談社)でした。

 文芸賞は、小川洋子。特別賞は「半沢直樹」の池井戸潤。「鬼滅の刃」の原作者。

 

 みくさんのお話では。今年はコロナのせいでパーティはなしとのこと。

「あの立食のパーティ、季節風のみんなにも楽しんでもらいたかったのですが」と。

 

 安東みきえさんが、野間児童文芸賞をご受賞された時も、同人誌「拓」の皆さんが、いっぱい。

 嬉しそうに、みなさん、写真を写しあったりしながら、お料理を頬張っていらっしゃいました。

 帝国ホテルでの時間。大人の作家たちにも会えるし、興奮のひとときです。パーティなしはとても残念です。

 

 みくさん、おめでとうございます。

 今年は、「朔と新」が野間児童文芸賞だろうなと、夏前から確信し、「飛ぶ教室」(光村図書)でも、メインの書評で、ご紹介させていただきました。

 素晴らしい作品でした。

               

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辻仁成さんのblogから

2020年11月02日 | Weblog

 

                 

 辻仁成の作品は、すばる文學賞を受賞した「ピアニシモ」しか読んだことがありません。

 その作品も、なんだか軽く、時代性は感じたけれど、胸にしみてきませんでした。

 それで、私の中では、out of  眼中でした。(ごめんなさい)

 ところが、ところが、ひょんなことから、彼のblogを時々読み始め、息子さんとの関係。

 パリの様子。

 日本に帰国した時の、彼の第二の故郷の話。

 そして何より、お料理の腕。

 それを読んでいるうちに、いつしか「辻仁成blog」ファンになってしまいました。

「ピアニシモ」で感じた、あの感じとは違う、人生を生きる、誠実に生きる、彼の姿が浮き上がってきます。

 

 彼は高校生の息子さんを、きちんと育てながら、彼と時には喧嘩して、でも生活者として、地に足をつけて生きています。

 時々東京に来るのは、出稼ぎ。

 高校生の息子さんと、彼は生きていかなくていけないのですから。

 

 でも日々の彼の生きることへの姿勢。

 息子さんと向き合う姿勢には、胸を打たれることがあります。

 そしてさすが、文章がお上手。

 だから、ぐいぐい読ませます。

  

 今は、高校生の息子から「音楽家になりたい」と、突如、進路変更を言い渡され、葛藤、葛藤、葛藤。

 親って、こんなもの。

 子どもよりずっと長く生きてきて、困難さを背負いながら、子育てをしてきた。

 そんな親のことなど、子どもは、想像すらできないものらしいです。

 すごく、切ない。

 彼はすぐにパリに帰りたい。でもこのコロナで、ましてやパリはまたもやのロックダウン。飛行機の飛ぶ本数も少なくなっているらしいです。

 「パパは、自分で空を飛んででも、すぐに、パリに行きたい」と。離れている距離の遠さが、読んでいて悲しいです。

 

 昨晩は、そんな彼の父親としての苦悩に共感しながら、彼の「マグロの漬け丼」の作り方をメモして、作ってみました。

 彼のより、お野菜をたくさんにしました。水菜と小葱に、マグロがすっかり隠れてしまっています。

 でも、簡単で美味しい。

 

「期待しない生き方というのは、自分で自分の道を切り開くという決意でもある。」

 息子さんとの葛藤を、考え考え考え続け、この言葉に到達します。

 すごく、胸に滲みました。

 

 父親である辻さんが、離婚して母親を失った、中学生になったばかりの息子の喪失感を埋めるように、毎日、毎日、パリで作り続けた、100個以上になるお弁当。

 手作りのお弁当が、彼の喪失感、悲しみを少しは癒してくれるのではと、思いながら。

 

 その話、いつか、丁寧に、息子さんにしてあげてください。

 彼がどんな思いで、ずっと一人で、異国で息子さんを育ててきたか、その思いを率直に話してあげてください。

 男って、そういう大切な部分、「当然、わかっているだろう」と思って、端折っちゃうから。

 お説教じゃなくて、辻さんの、息子さんへの思いを語ってあげてください。

 

 どう生きていくか。

 このコロナの時代。大人だって戸惑っているのですから、子どもにとっては、展望すら持てない。

 進路のことに言及して、お説教するのではなく、二人のこれまで生きてきた信頼関係。どれほど息子を大切に思い、育ててきたかを語り合ってください。

 

 祈っています。・・・って、「リアル辻仁成」には、お会いしたこともないですが。

 そんな気持ちにさせられる、blogです。

 まずは、辻仁成の近作、読まなくちゃ。

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ボアシーツ

2020年11月01日 | Weblog

               

 今日から、11月。カレンダーも2020年は、あと2枚です。

 

 今まで使っていた、ボアシーツが、古くなってきたので、先日、生協で買いました。

 いつもの生協の配達ではなく、宅配便で送ってきました。

 生協って、何でも売っています。

 ボアのついた、真冬用の、黒のストッキングも買いました。

 

 いずれも、すごくお安いです。

 ニトリで買うのより、安いかもしれません。

 この土日は、最低気温がすごく低いと、言われているので、ボアシーツの下に電気敷き毛布も入れました。

 ふかふかで、とても気持ちいいです。

 

 これから寒い冬に向かって、生協の、このボアシーツで、暖かくしてぐっすり寝ます。

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