20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

みどりの小径

2010年04月20日 | Weblog
 みわたすと、あたりはみどりいろ。
 
 菜の花のみどり。
 木々の新芽のみどり。

 深く呼吸すると、みどりの風や匂いが体中にしみわたってくるようです。
 みどりの小径を歩くたび、体のうちがわから、ふつふつと元気が湧いてくるようです。
 
 今日は火曜日。
 さあ、今週も、がんばろっと。

 
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「小さなおはなし」

2010年04月19日 | Weblog
 毎日新聞の本紙で、今月の3日から毎週土曜日の朝刊「小さなおはなし」というコーナーがはじまりました。
 毎回、テーマにそって、いろんな児童文学作家たちや、絵本画家たちの、幼年童話の競作シリーズです。企画・協力は大学講師の後路好章さん。
 今月のテーマは「風」
 第一回目は、角野栄子さんの「なかよしかぜ」
 一昨日の土曜日、二回目はさえぐさひろこさんの「くまくんにかぜを!」でした。
 私も「手紙」というテーマで、そこにお仲間入りさせていただく予定です。

 今日はその打ち合わせのため、毎日新聞の記者Kさんが我が家にお越し下さいます。
 
 いま我が家では、日経新聞と朝日新聞を購読しておりますが、日経は夫が単身赴任先でも読んでいるので、「毎日新聞に替えてもいいよ」と夫の承諾を得たので,この「小さなおはなし」を読むために、日経新聞から毎日新聞にチェンジしようかと考えております。

 本紙のこんな大きなスペースに、これからしばらく、毎週土曜日の朝、親子で楽しめる「童話」を紹介してくださるなんて、なんてステキなんでしょう。
 皆さまも、どうぞチェックなさってみてください。
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のんびり日曜日

2010年04月18日 | Weblog
 やっとのんびりできる日曜日。
 お天気も上々です。
 久しぶりに公園を歩いて、お買い物に。

 公園ではカワセミの写真展をやっていました。
 どれもこれも、プロ級の腕前です。

 ↓の写真は、縄張り争いをしているカワセミのオスとメスだそうです。
 右のくちばしの赤いのがメスだそうです。
 すごいシーンを撮られたものです。
 写真を撮された方にご承諾を得て、こちらに。

 すっかり葉桜になったみどりの道を、深呼吸しながら歩いてきました。

 
 

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「子どもの本・九条の会」二周年の集い

2010年04月17日 | Weblog
 春が遠のいてしまったような、冷たい空気の土曜日です。 

 夫はこの土日は仕事のため、単身赴任先ステイ。
 私は午後から「子どもの本・九条の会」の運営委員会に出席するために池袋へ。

「二周年の集い」が近づいています。
 5月1日です。(詳細は、4月12日の拙blogを!)
 作家や、画家や,編集者や、読書運動のみなさまが集まって、そのための準備やなにやらを行います。
 ぜひ、たくさんの皆さんのお越しをお待ちしております。
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亀の甲羅干し

2010年04月16日 | Weblog
 お隣の公園にある池の亀が、先日、のどかな春の日差しに甲羅干しをしていました。
「鶴は千年・亀は萬年」といいますが、ほんとうに亀はそんなに長生きなのでしょうか?

 ちょっと足をとめてしばらく見ていましたが、亀ってほとんど動きません。
 余計なお世話ですが、亀って、なにを楽しみに生きているのでしょうか。

 

 冷たい雨の金曜日。
 今日は午後2時半から会議です。
 それが終わると、引き続き児童文学者協会の4月定例運営委員会です。
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新刊5冊ご紹介

2010年04月15日 | Weblog
 このところの忙しさで、ご恵贈いただいていた新刊のご紹介がすっかり遅れてしまいました。
 とてもおもしろいご本満載です。
 5冊まとめてですが、ご紹介させていただきます。


 
『パパとミッポの海の1号室』(田部智子・岩崎書店)
 ミッポちゃんシリーズの第三巻です。
 ミッポちゃんとパパが住んでいる「イチョウ通りマンション」って、ほんとうに不思議でステキなマンションです。
 ミッポちゃんはキュートでかわいいし、パパもステキです。また家事助っ人のくるりんさんも秀逸です。管理人さんだって・・・。
 今回,印象的なのはアイテムとしての「あさり」の使い方。私はこれを読んで,直後にあさりを買いに走ったくらいです。
「クプクプ クプクプ」あさりのささやきを聞きたくて。
 毎回とっても軽やかにユーモラスに心地よく、事件や出来事を裁いていく田部さんの腕はさすがです。
 彼女のセンスにはいつも唸らされてしまいます。
 不思議さと、エスプリと、ユーモアに富んだ田部ワールド。
 まだお読みでない方は三巻通して、ぜひお楽しみください。


 
『メン!試練の剣』(開隆人・そうえん社)
「メン!」シリーズの続編です。
 一巻目は「剣道部」に入部するまでの出来事でしたが、今回は入部後の出来事が綴られています。
 とりわけ剣道のシーンには臨場感があります。
 竹刀をふる音や、飛び散る汗や、匂い。そんなものまで伝わってきます。
 剣道のディテールが丁寧に書き込まれていて、手に汗を握るようです。
 主人公が女の子というのも、新鮮でおもしろかったです。
 印象的だったのは、ケンヤと行った武道具のお店での出来事。
 一見、男の子と見紛うミクが、桜の花の模様の散りばめられたつばを、ケンヤに「似合う」といわれ高くても買ってしまうシーン。
 剣道の物語ではありますが、そんな少女ミクの姿に惹かれて読んでいきます。できればぜひ、第一巻からお読みになってください。


 
『夢見るアイドル3』(牧野節子・角川つばさ文庫)
『夢見るアイドル』シリーズの第三巻、完結編です。
 4年生の青山ルリは、お父さんの転職のため、とうとう軽井沢に引っ越してしまいます。
 そこで出会ったカッコイイ男の子や、軽井沢のステキな町並み。おいしいお料理。思わず、読んでいてうっとりしてしまいます。
 けれど、そこはさすが牧野節子さん。甘いだけではない、大人たちの現実もしっかりそこに書いています。
「三色アイス」での仲間たちと歌うことの楽しさ、熱い思いもじんじん伝わってします。
 また全編を通して散りばめられている、すてきな歌詞の数々。 
 牧野さんはぜったい作詞家にもなれると、感じさせてくれる見事なものです。それらもお楽しみのひとつです。
 音楽好きの子たちに、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
  
 
 
『おにんぎょうさんのおひっこし』(石井睦美・ポプラ社)
「ママ、たいへん、たいへん」
 肉団子を作っているママのところへ、女の子がかけよっていきます。ゆびにんぎょうの「あみちゃん」が行方不明になってしまったのです。ママとのやりとりが、またステキです。
 ママは「だらしなくしてたからでしょ!」なんて決して怒りません。
 自分の部屋に「あみちゃん」を探しにいく女の子に、できたての肉団子をひとつ。
 そこから豊かな想像の世界がひろがっていきます。
 散らかったごちゃごちゃなお部屋が、子どもにとっての「ごっこ遊び」の世界にひろがっていくのです。
 石井睦美さんのおしゃれで、なんともいえずやわらかな文体が、心地よく物語世界へと私たちを誘ってくれます。
 ラスト、お引っ越ししたゆびにんぎょうの家族の暮らしもとってもすてきです。
 子どもの胸に豊かなひろがっていく物語世界を、どうぞお楽しみになってください。


 
『麦ほめに帰ります』〔一色悦子・新日本出版社〕
 この絵本は、日本児童文学者協会で編纂した<おはなしのピースウオーク3>『空はつながっている』に掲載された『麦ほめに帰ります』を改稿して絵本にしたものです。
「たたかい」の愚かしさを、3人の登場人物に語らせています。
 核のボタンを押すのが役目だった「ロボメガリス」
 軍艦にのって海をこえ、最新式の鉄砲をかかえていた兵隊。
 木綿の着物をきた足軽。
 その3人が、麦へ声かけをします。
 夏。麦たちは金の穂をゆらし、大地はざわめきます。
 愚かしい闘いを揶揄し、大地の生きる力を高らかに歌った絵本です。
 ぜひ、お読みになってください。
 

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外苑前の小径

2010年04月14日 | Weblog
 昨日の雨上がりの、気持ちのいい朝。
 いつも処方していただいている漢方薬がなくなってしまったので、外苑前のK漢方クリニックに出かけてきました。

 銀座線の「外苑前」をおりて小径を入ると、そこは南青山のすてきな住宅街です。
 どのお宅も、おしゃれで、とってもステキ。
 そこへきて、雨上がりの朝です。
 葉桜のみどりも、屋根も、どれもこれもがきらきらとひかっています。
 漢方クリニックまでの小径は、まばゆいばかりにうつくしいです。
 そんな小径を、息を弾ませやや早足に。
 イタリアンの小さなお店や、おしゃれな和食のお店。
 そんなお店も、住宅街のなかにまったく違和感なく混在しています。

 ふと、横を見たら、ちいさなギャラリーが。
 どなたかの個展をやっているようです。
  
 空は青。
 まぶしい日のひかり。
 すごくいいきもちです。
 
 でも猫の目のようにきまぐれなお天気といったら、まったく!
 今日はそぞろご機嫌ななめ。
 冷たい風が吹いていて、今夜からはまた真冬に逆戻りだそうです。
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やせっぽちな少女だった頃の話

2010年04月13日 | Weblog
 道ばたに、スミレの花が咲いていました。
 子どものころ、大好きだった花です。
 5つ年上の姉とは、春休みになるとよく、近くの山にのぼったものです。
 そこで探したのが、このスミレの花。

 あの頃、夏休みになると父に連れられ、東京の宝塚歌劇団を見に行ったものです。
 当時、男役は春日野八千代、淀かほる。女役は浜木綿子、加茂さくらなどが全盛の時代でした。
 そこで歌っていたのが、「すみれの花咲く頃」
 スミレをみると、あの宝塚の華々しい舞台を思いだし、山道でふたりで声を合わせ、歌ったものです。

 私が中学生になった春、姉は大学に進学し、秩父を離れました。
 それからふたりで山でスミレを見つけたという記憶が欠落しているので、たぶん姉も学生生活が忙しくなり、あまり帰省しなくなったのかもしれません。
 
 スミレの花をみていたら、そんな昔のことを思い出しました。
 その姉は、現在もまだ大学で教えています。
 小金井のG大まで自宅から自転車で片道30分かけて通っていて、おまけに規則正しい食事をしているので5キロも痩せたと、先日も自慢メールをもらったばかりです。
 5キロとは羨ましい限り。私なんてやっと1キロですから。
 スミレの花を探して歩いていたあのころの姉と私は、あんなにやせっぽちな女の子だったと言うのに・・・。
 それもこれも、今やなつかしい思い出話です。
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「子どもの本・九条の会」設立二周年の集い

2010年04月12日 | Weblog
 作家の井上ひさしさんがお亡くなりになりました。
 75歳でした。ショックです。残念です。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 その井上ひさしさんや、大江健三郎さんたちが発起人で作られた憲法九条を守ろうと「九条の会」
 子どもの本にかかわる作家・画家・編集者・読書運動のみなさん・その他子どもの本にかかわりあいのある皆さんで作っている「子どもの本・九条の会」(3月1日現在・賛同者925名)の二周年の集いが、5月1日、代々木のオリンピック青少年センターで行われます。
 二周年の集いは、アーサー・ビナードさんをお招きして講演をお願いいたします。
 他にも、札幌からやってきた「ひのき屋」の皆さんもライブも行われます。
 ぜひ多数の皆さまのご参加をお待ちしております。
 また、ロビーでは、戦争と平和をめぐる子どもの本展や「9ゾウくんげんきかるた」原画展などが行われます。
 チケットご希望のかたは、↓までお申し込み下さい。

・・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・・
 日にち:2010年5月1日(土)
 場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
 13:00開場
 13:30客席開場
 14:00~16:30 
 第一部 ひのき屋ライブ ~一本の木からはじまる物語
 第二部 アーサー・ビナード講演「ミイラ憲法の作り方教えます」
 
 ☆ロビー開催☆
 「戦争と平和をめぐる子どもの本展
 「9ゾウくんげんきかるた」原画展

 参加費:チケット
 おとな 前売り 1000円 当日1200円
 子ども(中学生以下)前売り当日共 500円
 *当日券は、券が完売した場合販売できなくなったり、当日入場をお待ちいただく場合がございますので、ぜひ前売り券をお買い求めください。

 チケット購入方法:
「二周年の集いチケット」と枚数(大人・子どもの別)を明記の上、郵便振替用紙で下記へ必要金額をお振り込みください。入金確認後、チケットをお送りします。
 ゆうちょ銀行 口座番号 00190-3-356898
 口座名義 子どもの本・九条の会

 引き続き5月5日(水)~8日(土) 13:00~
 場所:オリンピックセンター センター棟5F 506/507号室にて、「戦争と平和をめぐる子どもの本展」や「9ゾウくんげんきかるた」原画展・作家・画家などによる読み聞かせ。
 7日はシンポジウムなどを予定しております。
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仕事部屋の整理

2010年04月11日 | Weblog
 二月から本や資料などで散乱していた仕事部屋を、きのうの土曜日、やっと整理しました。
 ついでにきのうは、洗面所をぴかぴかに磨いて、サニタリー収納の小物入れを替えたり・・・。
 協会賞や新人賞対象の本が次々と送られてきて、それらの入っていた段ボールやたくさんの本、今日の講義のための資料などで、仕事部屋はさながらカオス。
 足の踏み場もないくらい惨憺たる状態でした。

 仕事部屋に入るたび、この汚らしく散乱している様子にうんざり。
 お部屋が汚いと、心までざらざらするような気がします。
 そうしては、「もう少し、もう少し」と自分に言い聞かせ・・・・。

 先日、遊びにきた娘夫婦の○くんが仕事部屋にやってきて、その散乱した本のなかから好みの本を選び「読んで」と持ってこられたときは、さすがに冷や汗がでました。
「こんな本、どこにあったの?」と・・・。
 今朝は仕事部屋に入るのがうれしくなる、さっぱりと片付いた気持ちのいい日曜日の朝です。


 昨晩遅くに、あちらでの会議を終え、夫が帰宅しました。
 月曜日の朝、東京で会議があるそうです。
 こうして夫が毎週帰ってきてくれるとほっとします。
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