20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ナイルの踊り子

2019年07月23日 | Weblog

            

 blogネタ切れです。

 

 そういう時、いつもご登場願うのは、リヤドロ。

 「ナイルの踊り子」です。

 陶器なのに、人間の動きが、指先まで繊細です。

 

 今週は夫が、月、火、金と会社に出るようなので、お昼は一人が多いです。

 一人のお昼ご飯って、何を食べたらいいか、近頃は迷ってしまいます。

 鯖缶とか、ふりかけとか・・・。

 そんなものでいいんでしょう、きっと。

 

 昨日は、近くのパン屋さんに作りたてのパンを買いに行き、食べました。

 食べ終えた後・・・。なんだか食べ過ぎと、軽い胸焼け。

 あ〜あ、こんな時はいつも後悔。

 食べたパン3個。書くのも恥ずかしいような、不健康そうな揚げパンばかり。

 でもたまに、猛烈に食べたくなります(涙)。

 

 子どもの頃、自転車に乗って「チリンチリン」と大きな鈴を鳴らして、売りに来た、アイスキャンディーを、母に内緒で買って、裏庭でこっそり食べていました。

 ところが、そこに、鬼のような形相をした母がやってきて、

「いつも、言ってるでしょ。こんなもの!」

 私の手からアイスキャンディを奪い取ると、草むらに投げ捨ててしまいました。

「自転車の荷台にのせていて、お日さまがガンガン当たり、箱の中では大腸菌がウヨウヨ。おまけに甘味はサッカリン。病気になったらどうするの!」

 母の言葉のディテールには、やけにリアリティがありました。

 それからは、お腹が痛くなるような気がして、二度と買いませんでした。

 あの、夏の日を思い出します。

 

 でも人間、時には、いかがわしいものに惹かれ、つい手を出したくなることだってあるんだ、ということを、母もきっと知っていたとは思いますけどね。

コメント
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