20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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新刊二冊ご紹介

2010年11月25日 | Weblog
   
 新刊二冊をご紹介します。
 まずは、次良丸忍さんの新刊『れっつ!ランニング』(次良丸忍・金の星社)

『れっつ!スイミング』(金の星社)に続いて、シリーズ第二巻です。
 金の星社の編集長、Oさんのお話では、第一巻のこの『れっつ!スイミング』が大人気爆走中とのこと。
 絵は共に、「妖界ナビ・ルナ」シリーズの琴月綾さん。
 一巻はスイミングがテーマでしたが、今回はランニングです。次良丸さんご自身も毎朝、ランニングをしてらっしゃるとうかがったことがあります。
 彼のその実体験が、作品に生かされています。
 走るのがだいきらいだった主人公のユリが、走ることに夢中になっていくという物語ですが、走るための準備体操というか、そのための助走の部分がとてもオリジナリティがあって、おもしろかったです。
 走るのが苦手な子が、最初から持久走から始めたら、きっと一日でへたってしまうでしょう。そこのところを、この物語では上手にアプローチしています。
 公園で走っていた高校生のお姉さんにおそわった「しっぽとりゲーム」。
 さてしっぽとりゲームとは、いったいなんでしょう。
 それは読んでのお楽しみ。

  
 二作目は『ゴースト★ファイル FILE04』 (工藤純子・フォア文庫)

 工藤純子さんのフォア文庫の人気シリーズ『ゴースト★ファイル』の第四巻です。
 ヒロがひと目ぼれしたセイラ。そのセイラが、ある日事故に遭って意識不明の重体に。
 母とセイラ。そしてその母を想う圭吾さんという男性との心の行き違いがここには描かれています。
 行き違った母子は、果たして心を通じ合うことが出来るのでしょうか。
 またセイラの命は・・・。
 もうひとつ、霊感を感じることのできる巫女でもある舞と、その母との関係も見所です。
 舞と母の関係も、はたしてどうなるのでしょうか?
 ゴーストをキーワードに、第四巻はそれぞれの母と娘の物語が語られています。
 皆さま、この二冊、どうぞお読みになってください。
コメント (2)
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