20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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正しくない夏休みのすごし方

2008年09月16日 | Weblog
 娘がまだ出産の気配がないので、今日は朝からお夕食の支度をして会議に出かけようと思っています。
 午後2時からは児文協の出版企画部の部会へ。その後、夕方5時からは同じく児文協の運営委員会です。
 
 夏のあいだは、さほど会議もなく静かな日々でした。しかし夏もおわり、いろいろが稼働しはじめてくると、とたんにせわしない気分になります。
 町は、夏も秋もなく変わらず動いているというのに、この年になってもなお、私にとっての夏は、いつだって特別な時間です。
 
 日常はいつでも、どこか強迫観念のようなものに追いつめられながら格闘しているというのに、夏になるとなぜか、「夏休みなんだもん」と言い訳みたいに時間を無為に過ごす習性があります。
 夏休みの、ゆったりとした空気感のなかを漂っている自分がいます。
 やらなくてはならない宿題が、ふたつもあるというのに。
 そうしては、秋の今頃になると、無性に焦った気持ちになります。
『ライ麦畑でつかまえて』の、ホールデン少年のように。
 おちこぼれみたいな心境で。

 そんな愚かしいことのくり返しをしながら、私はいったい何回、夏を見送ったというのでしょう。
 
コメント (4)
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