今年のはじめに、かなり前に父から貰った万年筆に新しいインクを入れました。
父の形見ともいえるこの万年筆。
大切に使っていきたいと思った新年でした。
インクを入れても出が悪かったので、
そういえばと街中にある万年筆専門店へ出かけてみました。
店の前は何度も通ったことがあるのです。
で、入ってみると、誰もおらず、
「こんにちわ」と声をかけてしばらくすると、手をふきふき女性が出てこられました。
これこれこうで、と万年筆を差し出すと
「私は留守番だから、分かるかな~。たぶんインクが詰まっているのでしょうね」と言いながらも、万年筆の筆先を洗ってくれました。
なんでもその方はお店の娘さんらしいのですが、ご両親ともにちょうど不在。
「万年筆の名入れできますか?」と聞いたところ、
「父が元気なときはしていましたが、いまは無理ですねぇ。どこかメーカーで頼めるかもしれませんが」と言われる。
「時間がかかってもいいので、お父さんになんとか」と言ってみると、
「父は入院してますからねぇ」との答え。
洗ってもらった万年筆の筆先、そこで購入したインクを入れてみると、さらさらと書けるようになりました。
「ペン先も痛んでいませんし、どうぞ大切に使ってくださいね」
そう言われて、店をあとにしました。
名入れはどこに頼もうかなぁ~、そう思い、思い。家を目指して帰った寒い冬の日でした。
父の形見ともいえるこの万年筆。
大切に使っていきたいと思った新年でした。
インクを入れても出が悪かったので、
そういえばと街中にある万年筆専門店へ出かけてみました。
店の前は何度も通ったことがあるのです。
で、入ってみると、誰もおらず、
「こんにちわ」と声をかけてしばらくすると、手をふきふき女性が出てこられました。
これこれこうで、と万年筆を差し出すと
「私は留守番だから、分かるかな~。たぶんインクが詰まっているのでしょうね」と言いながらも、万年筆の筆先を洗ってくれました。
なんでもその方はお店の娘さんらしいのですが、ご両親ともにちょうど不在。
「万年筆の名入れできますか?」と聞いたところ、
「父が元気なときはしていましたが、いまは無理ですねぇ。どこかメーカーで頼めるかもしれませんが」と言われる。
「時間がかかってもいいので、お父さんになんとか」と言ってみると、
「父は入院してますからねぇ」との答え。
洗ってもらった万年筆の筆先、そこで購入したインクを入れてみると、さらさらと書けるようになりました。
「ペン先も痛んでいませんし、どうぞ大切に使ってくださいね」
そう言われて、店をあとにしました。
名入れはどこに頼もうかなぁ~、そう思い、思い。家を目指して帰った寒い冬の日でした。