太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

座右の銘と曇りときどき雨

2015-08-20 09:38:39 | 思い出話

高倉健さんが亡くなってからもうすぐ1年になる。比叡山の高僧から贈られたという彼の座右の銘は『往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし 』という感動的なものであった。彼から受けた影響は多くの人がそうであったように、晩年のヒューマンドラマより若いころ見た彼の任侠映画による。そこには確かに座右の銘にあるような世界が描かれていたように思う。歳が行って「義理」というものの大切さをつとに大事にするようになったのは彼の影響かも知れない。当時わが人生との比較と懺悔の念から『生く道は小人にして、背伸びて終わり食い扶持なし』とパロディーを詠ったことはブログにも書いた。しかし、最近身近な人が亡くなる事もあり、彼らの人生を想うとき、この銘はパロディーと言うより健さんと同じことを言っているような気がしてきた。健さんのような信念で生きたいと思いつつ、多くの私を含めた凡人は過去を振り返るとき・・・食い扶持なし、で終わるような気がする。

全く別の話だが、今日も天候が不安定で「曇り時々雨」を不規則に繰り返している。空を見上げて思うのは、最近の天気予報はかなり良く当たっている。観測衛星やコンピュータシミュレーションの発達のおかげだろうが、この予報は明日の洗濯を占うことからもう少しで太陽光発電と大いに関係してくる。もし、予報(予測)が時々刻々と日射強度(KWH/㎡)でなされるようになれば太陽光の出力制御に使えるということである。日射量分しか発電しないのだから天気が予測されたからと言って制御する意味が無い、と思われるかも知れない。太陽光と蓄電池を備えたシステムを考えた場合、蓄電池は夜間に充電する。しかし、満充電してしまうと翌日ピーカンに晴れた場合、太陽光から充電しようにも入る所が無い、系統にも逆潮の制約がある、と言った場合無駄が生じる。翌日の充電予測分だけは空きを作っておく。これが可なりリアルタイムに出来るようになれば安定電源化する。これは20年くらい前早稲田の研究会で行った「半自立型システム」の概念である。当時は充電予測の困難さから「概念」で終わったと思うが、研究会に参加していた助教授は今や立派な教授となり太陽光にも造詣が深い。是非次の時代のシステムを実現してくれることを期待する。電波時計ができるくらいだからできそうな気がしているのだが。気象庁も頑張って!



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