太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

弱みにつけ込む

2017-08-28 08:39:23 | 社会観察

臍帯血による治療問題が問題化し逮捕者まで出た。何処が違法で加害者、被害者の関係が分かり難い事件である。臍帯血には造血幹細胞が多く含まれ、難病治療の一つとして期待されている。臍帯血バンクには将来難病に罹ったときの為に料金を払って臍帯血を保管してもらうという所もある。今回は民間バンクが倒産して保管していた臍帯血が民間に流れ(売買され)アンチエイジング(老化防止)や難病治療に高額(数百万)料金で用いられたという。

流通過程の何処に違法性があったのか良く分からないが、被害者が患者であることは間違いないだろう。金持ちの中国人が顧客(患者)であったというのは何となく分かる気がするし、冷たいようだが効果が釈然としなかっても仕方が無いと思う一方、効果を約束されて治療に高額の費用を支払ったのなら(詐欺)被害者とも言える。

最も気の毒なのは難病治癒を期待した患者である。勿論100%の効果を約束(100%なら難病にはならない)したわけでも無く、当然リスクは説明されているだろうが、患者や家族にとっては藁にもすがる思いで金の問題では無いだろう。どうも今回の事件は流通過程が金の問題だけで動いていたようだ。どのような薬であれ、治療であれ原価(経費)というものが存在し、それを元に治療費が決められていると思うのが普通である。高価な治療費であれば当然効果もあると信じるのも患者である。そこにつけ込む金目当ての流通が存在したということか。最近知り合いを難病で亡くしたから特にこの事件は身近に感じる。

暗い話だけでは1日の始まりに相応しくない。付録に何処かで聞いた小話を一つ。電話相談室で、

中年のおじさん「もしもし、半身浴が体に良いと聞いて試しているんですが、どうしても耳に水が入るんです。皆さんどうしているのでしょう。」

アンサー「え、えっ、もしかしてそれ右半身?」

中年のおじさん「・・・・・・・・」

 

 



コメントを投稿