あれ程一緒には来るなと言っていたのに早朝最大震度5弱の地震で目が覚めた。震源地はかなり近いが幸い我が市は震度3でおさまった。しかし昨日はコロナ感染が全国96人、東京は55人と第2波ではないかと思わせる増加となった。西に目を向けると九州北部で局地豪雨とのこと。こららは互いに関連はないがその分一緒にやってきてもおかしくはない。みんな一緒には来るなと多少譲歩した方が良いかもしれない。
気分転換に世の中を見るとこれまた凄まじい。報道によれば、関西電力の金品受領問題を巡り、会社の信用を低下させ損害を与えたとして、個人株主らが八木誠前会長や岩根茂樹前社長、森本孝社長ら現旧の経営陣や監査役など現・旧経営陣計を相手どり関電に約92億円の損害賠償を求める株主代表訴訟を起こしたとのこと。公務員であれば贈収賄事件となるが民間だとこういう方法しかないのであろう。それにしても減給を後でこっそり補填したという話もあり何ともセコイ情けない上級国民達である。関電といえば電事連の会長を何代も出しており勿論業界では西の雄であり社員も誇りに満ちた人達だったろう。しかし蓋を開けてみればこの為体。別に電事連に虐められたから言う訳でもないが電力業界はリーダーシップと言ってもカリスマ性はない。何れの会社も必ず利益を上げられる(総括原価方式で手厚く守られてきたことを自らの功績と勘違いしている)仕組みがありトップに立つ人は調整型(何事も丸く収める)能力が問われリーダーとは少し違う。自由化された今もそれは変わっていないだろう。潰れない会社というのはある意味頼りになりエクセレントカンパニーとして官の覚えも愛でたい。個人の能力というより会社の存在自体がエクセレントなのを勘違いしているのではないだろうか。必ず売れる商品(電気)を持っている電力会社には官民の支援は必ずある。一般の会社が危機を乗り越えても売れるかどうか分からない商品を扱うのとは訳が違う。河井夫妻の買収疑惑は益々ゴーンのかほりが強くなって行きリーク情報が溢れている。何と悪い奴らと国民は刷り込まれて行く。安倍さんの経済政策を支持しあるいは助言をしていた学者連中はしめやかに蛇の寝返りを打ち始め多分いつの間にか反安倍になろうとしている。その器用さは学者とは言えない。もし取り巻きが離反していくとしたら評論家T崎氏の発言の変化を見ていれば良い。まさかこんなことまでと擁護してきた人物が変わり出したらもう本当の取り巻きは去った後と思った方がよい。勿論良識ある立派な上級国民は多数居るのだろうが残念ながらニュースにはならないのでつい悪い方へ目が行ってしまう。因みに個人的に知り合いだった関電の人は皆真面目で優秀だった。しかし、伝えるべき出来事がない。数は少ないがお会いした政治家や企業トップの方々は皆さすがと思う程の人物だった。そういう意味では何度もブログに登場する人物達は決してマジョリティではないことを断っておくべきだろう。
どうも世の中を見る目が白いTシャツに付いた小さなシミばかり見ているような気もする。ニュースになるのは世の中についたシミである。大部分の眩い白地はニュースにならない。多数意見とか常識を代表することは本当に難しい。この意識を抜きにして世の中がどうだというのは危険なことなのだろう。