「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

カタールW杯グループリーグの戦い、我がDF陣の力は十分ある

2022年04月05日 22時25分16秒 | サッカー日本代表
4月1日、カタールW杯グループリーグの組み合わせ抽選会が行われ、グループE ドイツ、コスタリアorニュージーランド、スペインと決勝トーナメント進出を賭けて戦うことになりました。

当然のことながら、メディアもネットのサポーターも「優勝経験のある2ケ国と同組になった」という点から導き出される想像を逞しくした論調でもちきりです。

その中で、森保監督をはじめとした関係者は「ベスト8という目標に向かっての戦いという意味では、いずれ、どの段階かで倒さなければならないので、グループリーグで「ドーハの歓喜」をもたらしたい」と述べています。

私は、この森保監督をはじめとした関係者の思いにこそ、日本代表の正確な立ち位置を見ています。その裏付けとして持っているが「我がDF陣の力は世界の強豪と互角に渡り合える力を十分持っている」という自信ではないかと思っています。

これまでの日本代表の戦いを見ていて、吉田麻也選手、富安健洋選手、板倉滉選手、中山雄太選手、遠藤航選手、守田英正選手らを中心とした日本のDF陣は、相当レベルが高いことがわかります。

相手がスペインであれ、ドイツであれ、彼らDF陣が万全なコンディションで臨めればという条件付きではあるものの、十分互角にやれると思います。

ですからグループリーグ突破の戦略は、最小失点で守り切り、スペイン、ドイツのどちらかに対して、何かの力で1点をもぎとり勝利する、勝ち点7が目標ということになると思います。スペイン、ドイツともに引き分けで、残りの1チームから勝利しての勝ち点5では、3チームが勝ち点5で並ぶ可能性があり、その場合は得失点差で勝抜けが難しいと思います。

今を去ること26年前、アトランタ五輪サッカーで日本はグループリーグでブラジル、ハンガリーを破り勝ち点6をあげながら得失点差で涙をのんだ経験を持っています。

2強のいずれかを撃破しなければ、グループリーグを突破することは難しいのです。
2強のいずれかを撃破して、2勝1敗の勝ち点6になった場合でさえも、アトランタ五輪の二の舞にならないことを祈るしかありません。得失点差の争いになってしまえば、どうしても勝ち抜けないからです。

ですから目指すは、2強のいずれかを撃破して、2勝1分けの勝ち点7です。これが間違いなく勝ち抜けるシナリオです。

さぁ、そうなると誰がどうやって点を取って勝つかですが、これは「ヒーローの出現」を待つしかないと思います。
過去のW杯グループリーグ突破の結果がそれを如実に物語っています。
2002年日韓W杯は稲本潤一選手、2010年南アW杯は本田圭佑選手、2018年ロシアW杯は大迫勇也選手、いずれの大会も「この選手がヒーローに」ということを事前に予測できたわけではなく、後になってわかったことです。

事前の予想はいろいろされるでしょう。でも、結局は「サッカーの神様に愛された選手」に「ヒーロー」という月桂樹の冠(オリーブの葉の冠?)は授けられるのです。
そうです。神のみぞ知るなのです。
1986年のマラドーナや1998年のジダン、2002年のロナウドのように「ヒーローになるとすればこの選手」といった予測は、日本代表の攻撃陣には通用しない無理な相談というものです。

だからこそ「サッカーの世界」は神秘的でもあり、シビれる世界なのです。
カタールW杯、日本代表は万全なコンディションのDF陣が鉄壁の守りを見せ「サッカーの神様に愛された選手」の活躍でグループリーグを突破し、その勢いで決勝T1回戦の壁も突破する。そして歴史を塗り替えるベスト8に進出する。
そういうシナリオを描けば、十分可能性のあることだと思います。

いかがですか?
ストンと胸のつかえがとれたでしょう?

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