「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

冬の移籍市場がやってきて、本田と香川は・・・。

2013年12月22日 21時05分18秒 | サッカー日本代表

さる9月7日のブログで、本田圭祐選手と香川真司選手のことを冬の移籍市場で話題になりそう選手ということで書いた。正確にはもう一人、柿谷曜一朗選手も話題になるのではと書いたのだが、柿谷選手は来年のワールドカップ次第ということになりそうだ。

そして、いよいよ冬の移籍市場がやってきた。まだ移籍市場はスタートしていないが、本田選手は結論が出ており、香川選手も話題にならないで済みそうだ。

香川選手の場合は、絶対とは言えない状況で、試合毎に一喜一憂する起用が続きそうなので、憂いを抱く起用の翌日はすぐ「やはり放出か」とか「移籍くすぶる」といった報道になる。

年の瀬も迫る12月27日のネット情報は「香川、高まる放出可能性 4戦不出場もチームは3連勝」といった具合だ。

9月7日のブログで、私は次のように書いた。

「私は、この夏の移籍市場でさっさとスペインに移籍すればよかったと思う。もし、そう動いてもマンUは引き留めなかったと思う。むろん、ファーガソンに仁義を切るというプロセスは必要だろうが、それでもファーガソンは香川の気持ちを大事にしてくれたと思う。

しかし、彼は日本人だ。彼にはそんなことはできない、考えもつかない。しかし、現実は冷酷だ。とにかく向こう半年、彼は冷や飯を食わなければならないだろう。これはトップチームの宿命だ。マンUがこの先、よほどつまずいて、モイーズが、ありとあらゆることを試さなければならない場面が来て、その時チャンスを得た香川が目の覚めるような活躍をする、そういうシナリオでも来ない限り、マンUでの香川に先はない。

したがって、彼も本田と同じ、冬の移籍市場に活路を見出すほかない状況にある」と。

この半年、最初の頃は、古巣のドルトムントが欲しかったという報道がみられた。いまはもうドルトムントの戦力は整ったらしく、その線は消えたという報道だ。

来年になればワールドカップイヤーなので、試合慣れの半年を送らないと代表としても由々しきことになる。もうマンチェスター・Uにこだわる時期は終わったと思う。自分からスペインを希望して移籍して、試合に出続けることを選択して欲しい。

一方の本田圭祐、楽しみだ。早くミランのユニフォームをまとってイタリア語を口走りながらピッチを疾走してもらいたい。

先日、インテルとのミラノダービーを観ていたらフリーキックはバロテッリが蹴っていた。本田が入って2~3度はバロテッリと交代で蹴り合うだろうから、その2~3度のあいだに文句なしのゴールを直接決める必要がある。名門クラブでの宿命だ。でも本田の気持ちの強さは折り紙つきだ。自然と彼がピッチの王様になるだろう。

そして3月には長友とのダービーだ。これこそまさに日本のサッカーファンの夢の一つが叶う場面だ。場合によっては長友がこのあいだのようにキャプテンマークを巻いてマッチアップするかも知れない。

あらためて凄いとしかいいようのない場面が想像される。

かつて、カズ、三浦知良がイタリアに渡ってから20年、ヒデ、中田英寿がイタリアにわたってから15年、とうとうビッグクラブで二人の日本人選手がダービーマッチを戦う時が来た。偉大な先達のレールを辿り、進化させてきた日本サッカーの結晶がピッチで躍動するのだ。

あぁ、なんと愉しきかなサッカー、なんと痛快かなフットボール。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「サッカーマガジン」誌では... | トップ | 「ZONE」誌第2号、宮本... »

コメントを投稿

サッカー日本代表」カテゴリの最新記事