「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

うれしい「リトルなでしこ」と本田圭祐選手の活躍

2014年04月21日 18時53分58秒 | FIFA、サッカー協会

ずいぶん時間が経ってからの書き込みになったが、書いておかないとあとで後悔する場合は少々時間が経っても書くことにしている。

まずは「リトルなでしこ」の世界一、日本女子サッカーは、2010年代に入ってから2度も世界一を成し遂げ、ロンドン五輪でも銀をとっている。

つくづく凄いことだと思う。

「リトルなでしこ」の世界選手権決勝、スペイン戦での2点目は痛快だった。後半途中から入った児野楓香(このふうか)選手がGKと1対1になってから、狙い澄まして放ったシュートは、この大舞台でも全くあわてていないシュートで、凄いなぁと感心してしまった。

高倉麻子監督の起用が自信に溢れた起用であったことを、児野選手が見事に証明したゴールだった。

なでしこジャパンには、フル代表のキャプテン・宮間あや選手を筆頭に、同じくフル代表の岩淵真奈選手と、実に小柄なのに外国人選手にまったくひけをとらない実力派選手がいる。児野楓香選手もこの流れを引き継いでくれそうで楽しみだ。

今回の「リトルなでしこ」には杉田妃和選手、長谷川唯選手といった能力の高い選手が優勝の原動力となったと聞くが、私自身はあまり詳しくないので、そのへんは専門家の論評に委ねたい。

ただ一つ、年寄りが心配になったことは、優勝セレモニーのひな壇に並ぶお歴々を見た時だった。前回の書き込みのテーマは、ACL、FCソウルvs広島戦でのレフェリングのことだ。世界のサッカー界には、魑魅魍魎が跋扈しており、しばしば試合がぶち壊される。

これからもそういうことは簡単にはなくならないだろうが、私が強く主張したいのはJFAが世界そしてアジアのサッカー界に確固たる発言力を確保するためにはどうしなければならないのか、戦略的に取り組んで欲しいということで、その発言力を通じて、サッカー界で起こる理不尽なことを少しでも減らす努力をしてもらいたいのだ。

そうしないと、表彰台ではじけた「リトルなでしこ」たちが、これからのサッカー人生に、何か理不尽な出来事に遭遇してしまうことがあるのではないかという心配に囚われて、ついつい、表情を曇らせてしまう。

気持ちを切り替えると、もう一つのうれしいことは、本田圭祐選手のセリエAリーグ戦初ゴールだ。

本田選手がACミランでリーグ戦を重ね、少しづつチームの中で地歩を固めつつありそうな感じは伝わってくるが、やはり何といってもゴールという目に見える形で貢献することに勝る説得力はない。

それが32節ジェノア戦でやってきた。あの場面、本田選手が、ここ一番をモノにするエネルギーの凄さをあらためて見た思いがする。なんとしてもゴールを奪うんだという気迫に満ち溢れたダッシュ、ゴールキーパーの手より一瞬さえ早くボールに触れればゴールをモノにできるという技、本田選手はゴールキーパーと交錯しないようピッチに崩れ落ちてボールの行方を確かめた。

まさに渾身のプレーといえるシーンを見せてもらった。この試合を前に本田選手は「まもなくゴールできる予感がする」といった趣旨の発言をしたという。試合中の本田選手の脳裏には「チャンスがあれば何が何でもゴールをモノにしたい」という思いが巡っていたに違いない。そして、ここだというところで、彼は死に物狂いの形相でダッシュしゴールキーパーとのほんの一瞬の勝負に勝とうとトライした。

あらためて本田圭祐選手の凄さを感じるゴールだった。その後練習中にケガをしてリーグ戦を2試合欠場している。まもなくインテルとのミラノダービーがやってくるが、それには大丈夫らしい。長友佑都選手との対決が本当に楽しみだ。

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