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QHQの独り言

アマチュア無線局JR3QHQが日々思う事を掲載します。

スマトラ島沖地震と非常通信

2005年01月11日 18時23分06秒 | アマチュア無線
あちこちの海外WEBなどでは、インド洋周辺の地域でアマチュア無線による非常通信の周波数の告知が載っていますが、JARLのWEBには、トップのページではなく1個人のハムの情報として載っているだけです。
これについても、年末のお休みもあってやっと載ったと言う経緯があります。
本来ならJARLは、JARLの独自の情報として大きく載せるべきです。

先ほど、JARLへ電話をしてJARL独自情報として大きく載せてほしいと要望をだしました。

また、聞くところによると、「非常通信の周波数の一般使用を自粛してください」と言う文言を見て、「なぜ自粛しないといけないのか、この周波数は我々のものだ」とクレームを言ってくる会員もいると聞きました。
情けないなぁと思います。
日本では非常通信と聞けばV/UHFを思い浮かべると思いますが、通信インフラが整っていない地域では、まだまだHFなのです。

もしみなさんのお近くでそのような話をされる方がおられればアマチュアコードを教えてあげてください。

辛口の話をしましたが、思うところを書きました。


追伸:先ほどJARL WEBを見ました、要望通りに変更されました。
TNX JARL

スマトラ島沖地震と津波

2005年01月11日 18時02分55秒 | アマチュア無線
スマトラ島沖地震と津波については、私自信大きなショックを受けました。
毎年、無線をする為に行っているスリランカを含め想像を絶する被害です。
津波の被害を知り、すぐにスリランカの無線の友人にメールで安否確認を行いましたが、みんな無事との返事にホットしております。
私には、スリランカの無線に関する情報しか入って着ませんが、スリランカでは7.060MHzで非常通信を行っています。
この周波数は、スリランカのハムがたしか毎日午前7時にロールコールを行っている周波数です。
日本時間ですと午前10時です。
現地に行ったときは、私もかならずチェックインします。
ご存知のようにスリランカでは通信インフラが日本のように整っている訳ではありません。
もちろん、コロンボを中心に携帯電話は使えますが・・・。
通常の有線が主流です。インターネットも昔の日本のように電話とモデムを繋いで行っています。
常時接続は、まだまだ先の話です。
日本と違いまだまだアマチュア無線・無線が情報伝達の主流です。
彼らからの情報によりますと、144MHzのレピーターはありますがあまり役にたっていないようです。
それよりむしろ、7MHzの方が役立っていると言っています。
我々が、置いて帰ったIC-7400が役立っているとメールが来ています。(嬉しいものです。)

私たちは、スリランカのハムから依頼を受け、彼らの要望の144MHzのハンディートランシーバーを4台
現地に送りました。
これは、長谷川本部長に届いた4S7EA(RSSL)から要望です。
RSSLは日本でのJARLに相当します。

今後、私たちは、義援金を集めスリランカのハムに送るもしくは直接持っていく事を考えています。



母里小学校(もりと読みます)でARISSスクールコンタクト成功

2005年01月11日 17時14分00秒 | ARISS
先日の1月7日(金)に母里小学校でARISSスクールコンタクトがあり、無事成功しました。
私は、午前中の仕事を終え次回スクールコンタクトを予定している池田市立細川中学校の校長と2人で午後3時ごろ小学校に着きました。
この小学校の場所は全体が小高い岡の上にあり回りにはほとんど障害物がないコンタクトを行うには良い立地条件です。
会場では着々と準備が進んでおりほぼスケジュール通りに完了しました。
前回の羽曳野でのスクールコンタクトの時は、NHKのラジオ送信所が近くにありPAのラインにラジオの音声が乗ってしまい対応に苦労した経験があります。
今回の私の仕事は、セレモニーでARISSとは何かを説明する仕事とコンタクト開始前の注意事項の告知それに報道関係者の対応でした。
このようなセレモニーでは、お偉いさんが順番い挨拶をしてかしこまったセレモニーになってしまい緊張気味の子供達にいっそう緊張を助長してしまいます、ですから少しでもリラックスしてもらおうと冗談などを交えながら説明をしました。


余談ですが、関西で行われるARISSスクールコンタクトは、スタッフ全員が関ハムのスタッフと言っても良いと思います。
2002年に関ハムで行ったARISSのメンバーがボランティアで機材を含めすべてを行っています。
ARISSは、JARLが行っていると錯覚を起こすような記事が出ていますが全くJARLとは関係ないところで行われています。
ARISSを行っているメンバーがたまたまJARLの関係する仕事を行っているだけなのです。
スタッフの意識の中には、JARLはありません。

さて、時間も迫ってきていつものように私達も緊張するようになっていきました。
いつも万全をきして準備していますがISSを呼んでも全く応答が無いシーンが頭をよぎります。
今回は、いつもよりISSの最大仰角が低いためどうなるか心配があります。
時計は必ず電波時計を使います。

19時44分に8N3MがNA1SSを呼び出し、いつもなら5・6回呼び出して不安になったところで応答があるのですが今回は2回目でとてもクリアーな音声で応答がありビックリしました。
その後、用意しておいた19の質問すべてに答えていただき最後のファイナルまで送って完璧な交信で大成功でした。(19の質問が終わってもまだ時間があったため、アドリブでコントロールオペレータの田中さんが質問もしました。彼の英語の発音が悪いのか、唯一アゲインが帰ってき来ましたけど・・・)
オペレータの中国系アメリカ人チャオさんは、てきぱきとした運用テクニックでまるでパイルをさばいているような交信でした。
子供達もそれにきちっと応じていました。

今回のARISSで仰角が最大32度でも十分交信ができる。
かえって、最大仰角が高い方が、不感時間がありよくない。
トランシーバーが、ケンウッドの物に変わり出力がアップして電波が強くなった。
と、言うようなことを感じました。

運用風景などは、下記のHPにUPされますので興味のある方は見てください。

http://jk1zrw.dyndns.org/index.html.ja

ARISSの臨時局8N3Mは、ARISSのPRのため運用を開始します。
8N3MのMは、母里小学校(もりしょうがっこう)のMです。