7.縄文魂の血は脈々と。The blood of a Jomon soul is continuously.

ライオンのような猛獣でも、サルやイヌ、ネコでも、そして縄文人も、足の運びは内股で、

敵に襲われる警戒心から、いつどの方向からでも立ち向かえるように、

骨格も筋肉も柔軟な井ゲタの融通性を持っていた、ということです。

これは江戸時代までつまり着物文化がつづくまで、女の身体技法に残されて来たのです。

明治時代から欧米文化を吸収したに日本人のライフスタイルは現在までに大きく様変わりしてしまいましたが、

それでも、外国人の目には、今も日本女性の中には、しなやかな身のこなし方をする人を目ざとく見つけて、その美しさに見とれてしまいます。


縄文人の身のこなしが、つい昨日まで日本の女たちが身に付けてき、

そしてもうとっくに身についていないといえども、身体の中には縄文人のDNAが流れているということを、

日本人の縄文魂の血は消すことは出来ないものです。

過去の女の暮らしからいろいろな角度でひもといてみたいと思います。