しばらく暖かい日が続いて昨日の雨も止んで「今日だけ」天気がいい予報が出ている。今日は積雪期だけの限定コースの沖ノ山(1318m)へ行って来ました。毎年4月に登山口の「若杉原生林駐車場」まで除雪されるのですが、その頃には(年によっては)山の雪が少なくなるし、雪も汚れていまいち雰囲気が悪い。ところが今年は大茅スキー場(西粟倉村)から峰越峠まで除雪しているとの情報を聞いて出かけたのですが・・・。
大茅スキー場に着いて(聞いていたとおり)ゲートを開けて100mほど走ったが雪が深く、車を諦め徒歩で出発(9時30分)
10時15分千種方面(峰越峠)分岐に着いた。天気はまあまあ、道路は除雪した形跡はあるもののまだ20~30cmの雪があり普通の車では通行は無理な状態、画像の轍は除雪車のもの。
ここまで来ると登山口の「若杉原生林」は近い、10時40分原生林駐車場に着いた。数日前のワカンとスキーの跡があるが最近のトレースは無い。
駐車場の直ぐ上の東屋の脇から杉林の急斜面を登ります。
柔らかい雪だが思ったほどもぐらず歩きやすい。
ここから県境尾根に出ます。
11時55分県境尾根(主稜線)に出た、誰も歩いていないと思っていたのに(真新しい)スノーシューの足跡が沖ノ山に向かって付いている、南側の若杉原生林にはトレースが無かったので北側(鳥取県側)から江波峠か若杉峠に登ってここまで来たのだろう、それにしても今の時期に単独で?・・・誰だろう(と思いながら歩く)
県境尾根はブナの点在する広い尾根。積雪が少ないので所々笹が出ていますが歩くには差し支えない。
1196m三角点から、目的の沖ノ山が見えるがなかなか遠い。この先でおにぎりと味噌汁の簡単な昼食をとった。
13時ちょうど智頭町中原から延びている林道の終点にあるモニュメント?に付いた、ここには付近の山を所有しているTさんの銅像があったはずだが取り払われたのか見当たらなかった。
13時10分モニュメントの直ぐ上で頂上方面から下山してくる登山者と会ってびっくり、(先行者は)山ボーイさんだったのです。彼は若桜町の吉川から5時間かけて登って来たという。少し話しをして下山する彼を見送り、私達も最後の登りを頑張ります。
頂上まで標高差100付近からは天気もさらに良くなり何とか残っていてくれた樹氷が青空に映えて綺麗だ。
13時30分ブナ林の中の頂上に着いた。(積雪期は14時までに頂上到着しない時はそこで引き返すことに決めているので)時間リミットの30分手前で無事セーフ
写真だけ撮って直ぐに下山にかかります、下りは雄大景色を楽しみながら足取りも軽い。雪もかなり緩んでいるがラッセルも無く順調に歩く。
下りは時間があれば地図の点線の道、中国自然歩道を歩いて下ることも考えていたが、あとで長い林道歩きが控えているので往路を引き返して登山口に下山した、15時10分だった。ここで「お茶休憩」して15時30分駐車地の大茅スキー場に向かって出発、16時30分車に戻った。7時間、15kmの沖ノ山も天気に恵まれて無事終了。