「あなたにカンケイのあるテレビ」がキャッチフレーズのテレビ埼玉(愛称テレ玉)が14年、開局以来35周年を迎えた。
東京県民だった時代にはほとんど関心を持たなかったものの、東京通いを止めて、埼玉歩きを始めてから、関心が少しずつ深まってきた。
地元局なので、埼玉関係のニュースをこまめに拾っていて、東京を拠点とする局では期待できない番組が見られるからである。
私が興味を持っているのは、特番(特別番組)で、14年10月には、「2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムパーフェクトガイド」や「川越まつり」を見た。
これまでにも、戸田橋花火大会、寄居玉淀水天宮祭、日光御成道まつり、朝霞市民祭り彩夏祭など、さまざまなお祭りや催しが放映されてきた。
私は「何でもみてやろう」精神で、現地に出かけるのをモットーにしている。後にビデオで見直すと、いろいろ教えられることが多い。なにしろ当方にとっては初めての体験だからだ。
県広報紙「彩の国だより」(月間)に掲載される「知事コラム」には啓発されることが多いので、「知事定例記者会見」も見てみたい番組だ。
スポーツ関係では、埼玉がフランチャイズのプロ野球の埼玉西武ライオンズ、サッカーJリーグの浦和レッズ、大宮アルディージャ、なでしこリーグの浦和レッズレディースのほか、アマチュアの高校の野球、サッカー、ラグビー、中学のラグビー、県農協年金友の会のグラウンドゴルフまでカバーしている。
ライオンズの試合の前には、テレ玉のシンボルキャラクター「テレ玉くん」が歌い、踊る。
埼玉県は、公営賭博が競馬(浦和)、競輪(大宮、西武園)、競艇(戸田)、オート(川口)とセットで揃っていることで知られる。
テレ玉では毎夜、「バッハプラザ」で、各レースのダイジェストを放送している。「バッハとはこれいかに」と思っていたら、Boat、Auto、Cycle、Horseの頭文字をとり、BACHとドイツ語読みしたもので、楽聖バッハもびっくりである。
もう一つ面白いのは、「自主制作の歌謡番組の数が地上波で日本一多い」ということだ。
新聞のテレビ番組でテレ玉(地デジ3ch)を見ると、朝5時半から歌謡、8時から心の演歌とある。
番組ガイドによると、5時半からは日替わりで「歌謡最前線」、「歌謡音楽館」、「ここ一番の歌謡曲」、「さわやか歌謡曲」・・・。
8時台には、これも日替わりで「こちら最新歌謡曲」、「歌日記」「心の演歌」「歌の散歩道」・・・と続く。各30分。
朝から歌謡曲番組があるということは、埼玉県民は歌謡曲好きということなのだろうか。
さすがに朝番組ではないが、カラオケファンには、「カラオケ1ばん」という1984年来という長寿番組もある。
毎年元日には、「埼玉政財界チャリティ歌謡祭」も放映される。12月初旬に大宮ソニックシティ大ホールで収録され、知事やさいたま市長も参加する。
多くのニュース番組が埼玉関係を満載しているのは言うまでもない。
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