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それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

「グランドホテル(緑)」 4/13 マチネ

2016-04-16 | 舞台
ミュージカル「グランドホテル」GREENteam
4/13(水)マチネ 赤坂ACTシアター 2階G列センター

【出演】中川晃教 / 宮原浩暢 / 戸井勝海 / 昆夏美 / 藤岡正明 / 味方良介 / 木内健人 / 大山真志 / 金すんら / 友石竜也 / 青山航士 / 杉尾真 / 新井俊一 / 真瀬はるか / 吉田玲菜 / 天野朋子 / 岡本華奈 / 湖月わたる(スペシャルダンサー) / 樹里咲穂 / 光枝明彦 / 安寿ミラ


この記事を書いているのはREDを観たあとです。
REDを観て初めて、やっと「どこがあっきーオリジナルだったか」が判明するわけですね。

私はGREENを初日(9日)→13日マチネと拝見したのですが、初日もこの日もオットーさんはすんごい体調が悪そうだった
客席まで唾が飛んできそうな勢いで咳込むし、足を引き摺っているし、手は常に震え背筋も曲がっている。病名は心臓疾患なんだよね?お酒を飲むときに手に零してしまい、それをズルッという音を立てて舐める。階段をヨタヨタ上がる。年齢設定は「初老」というイメージです。

でも、だからこそ「Table With A View」を歌いはじめてからみるみる顔色が変わっていく様子がすごかった。勝手な思い込みだけど、あっきーの「今回の勝負曲だから俺の歌を聴けぇ! 」的な意気込みが伝わってきた。この曲にチケ代の半分以上を注いだ気持ちです。

オットー「部屋が広くてお風呂にも電話があるんですよ!こんな感じで、プルルル~もしもしっ、もしもしっ」→男爵「ガチャッ(電話を切る仕草)」→オットー「切られたっ…」
ってクダリを成河くんはどうするんだろ?ってワクワクしながらREDを観たんですが当然ながらこれはあっきーオリジナルでした。
(何が面白いって、この場面のために初ミュージカルの宮原さん捕まえて何度も練習したんだろな…なんかすみません

この場面含め、この日はオットーさんに対し客席から笑いが起きるところが多々あって、悲劇的な結末の緩和剤にもなりました。
そうそう、フレムとダンスする前にバットマンタンジュを練習するところは草刈さんに教えてもらったのかな?(でもお稽古は別々のはず)
群像劇として極力オーラを消すことを念頭に置いているように見えましたが、そういうちょっとしたところであっきーらしさが垣間見えて楽しかったです。
どこかで「どうしてもこの作品に出てくれてって言われた」という発言があったかと思いますが、予定変更したとしても、この由緒ある作品に関わってくれて、本当によかったと思っています。またひとつ階段を登ったんだね。
ミュージカル好きなら誰もがズキュンとくる仕上がりになっていて、広く記憶に残る作品になったと思います。




さてこの日もアフタートークがありました。GREENのオットーと男爵、REDのオットーと男爵という組み合わせ。
REDチームはこの日のソワレ出演前の登場になって、成河くんは「演る前にしゃべるのは初めてです」と手元のペットボトルをゴクゴクしてました…
公式さんが書き起こしをしていますが( → ここ)少し補足。

・宮原さんがとても落ち着いてらっしゃいました。「ゲーペーのとき」と言い出したときは舞台上も客席もキョトンとしちゃいましたが、「ゲネプロ」のことなのね!さすが藝大出身 「歌手だから歌うときは常に前を向いてしまって注意された」というのも実際に立って説明してくれました。

・伊礼くんと成河くんがイチャイチャ…以前から共演が多かったけれど今回久しぶりで、楽屋でずっと喋ってたとか。伊礼くんはGREENに対して敵対心むき出しで、成河くんも演出のトムさんに「結局どちらのチームが好きか?」という質問の答えを得たあとも少し拗ねた様子でした。

・あっきーはどの発言も短くまとめていておおーと思いました。ダブルキャストだと続けて上演することが少なくて、その日に得たものを積み重ねていくスピードが遅くなるとも言ってました。REDの初日を観劇して泣いた、というのをしみじみと語っていたけれど、成河くんがGREENのあっきーを観るのはいつになるんだろ…

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