おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(5月4日)は、ヒューマン・ギルドで SMILEリーダー養成講座 を行っていました。
最初の自己紹介で噂になっている「〇〇の特訓」の声を数人からお聞きしましたが、1日目の展開は、噂とはかなり違った展開になっていました。
詳細は、明日のブログでご紹介します。
さて、5月2日付けブログ 早く寝る子は自分を好きになる に続く新聞情報です。
5月2日付け日本経済新聞の朝刊で
家事や礼儀 子の生活力アップには 「がんばれ」より「一緒に」
の見出しが目につきました。
青少年教育振興機構の調査では、全国の公立小学校の4~6年生の児童と保護者の約8千組の回答を分析した結果では、次にことが明らかになったようです。
1.「もっとがんばりなさい」など保護者の子供への叱咤(しった)激励は、洗濯物をたたんだり、あいさつできたりといった生活力の向上には必ずしもつながっていない。むしろ趣味を一緒に楽しむなどの経験をさせるほど、礼儀やマナー、課題解決力がより身につくという傾向もみられた。
2.担当者は「言葉だけではなく、一緒にやってみるなど具体的な体験を伴うと子供の力は伸びる」としている。
3.叱咤激励をよくする家庭の子供は「家事・暮らしの力が高い」が15.2%、「課題解決力が高い」が45.7%だった。
4.叱咤激励をあまりしない家庭の子供はそれぞれ18.9%と49.2%で、「高い」の割合が上回った。礼儀・マナーの力、健康管理の力でも叱咤激励しない家庭の子供のほうが好結果だった。
5.趣味などを一緒によく楽しみ、規則正しい生活を送らせている家庭の子供ほど、5項目の自己評価が高かった。趣味などをよく体験している子供は「礼儀・マナーの力が高い」が63.8%で、あまり体験していない子供は52.9%だった。
私が子どもネタを集めている理由は、今度『親と子のアドラー心理学ー勇気づけて共に育つ』(仮題、キノ出版)を出すためです。
本来はもう出ていなければならないのですが、大幅書き直しのため発売が6月下旬になります。
その本で私が伝えたいメッセージが「操作・支配する親」でなく「信頼・支援する親」の姿勢を貫くこと なので、日本経済新聞の記事は大変参考になります。
<お目休めコーナー> 5月の花(5)