◆鳩山由紀夫政権の新閣僚のなかで出色なのは、民主党の若頭・前原誠司国土交通相である。闇の世界との関係が深い建設・土木・不動産業界が最も恐れ、かつ敬愛する希望の星である。一見柔和な表情をしながら、時折発露するドスの利いた物言いに、その筋のお兄さん、お姉さんたちをドキリとさせているから痛快である。八ツ場ダム建設の中止をはじめ、これからの手さばきに注目したい。
◆鳩山首相もその後見人の小沢一郎幹事長も、民主党の若頭・前原誠司国土交通相のバックグラウンドをよく熟知しているので、これから公共事業を切り刻む文字通り「斬り込み隊長」として抜擢したのは、まさに適材適所の人事と言えよう。
◆その一方で、ガックリ肩を落としているのが、防衛省背広組OBたちの「利権屋集団」である。小沢一郎幹事長に防衛利権を奪還されるのを恐れてきたからである。「前原なら思い通りになる」として、前原防衛相誕生を夢見ていた。期待通りには行かず、残念ながら、小沢一郎幹事長の身代わりである北沢俊美が就任してきた。防衛省背広組OBたちの「利権屋集団」が、いかに抵抗するかが、見物である。
◆政治の目的は、利害の調整にある。それは、だれが個々の利権の司祭者になるかという利権の争奪戦を抜きにしては考えられない。表舞台ばかり目を向けていると、政治闘争の本質は、見えなくなる。政権交代に伴う利権の移動に注目すれば、新政権の命運と盛衰を読み取ることが可能となる。
板垣英憲マスコミ事務所

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◆鳩山首相もその後見人の小沢一郎幹事長も、民主党の若頭・前原誠司国土交通相のバックグラウンドをよく熟知しているので、これから公共事業を切り刻む文字通り「斬り込み隊長」として抜擢したのは、まさに適材適所の人事と言えよう。
◆その一方で、ガックリ肩を落としているのが、防衛省背広組OBたちの「利権屋集団」である。小沢一郎幹事長に防衛利権を奪還されるのを恐れてきたからである。「前原なら思い通りになる」として、前原防衛相誕生を夢見ていた。期待通りには行かず、残念ながら、小沢一郎幹事長の身代わりである北沢俊美が就任してきた。防衛省背広組OBたちの「利権屋集団」が、いかに抵抗するかが、見物である。
◆政治の目的は、利害の調整にある。それは、だれが個々の利権の司祭者になるかという利権の争奪戦を抜きにしては考えられない。表舞台ばかり目を向けていると、政治闘争の本質は、見えなくなる。政権交代に伴う利権の移動に注目すれば、新政権の命運と盛衰を読み取ることが可能となる。
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