◆ニューヨーク・マンハッタン島ウォール街発の株価大暴落、ついにダウは、1万ドルを割り、9000ドル台に突入したのは、アメリカの市場原理主義と、金融工学、そしてグローバリズムが引き起こした「自業自得」の結末である。ヨーロッパの株価下落も、当然の結果であり、この影響は、世界中に波及した。これも当然の帰結である。
◆「奢れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し」とは、こういう様相を言うのであろう。いまは、「秋」であるから、「秋祭り」の後の虚しさに似ている。あれほど世界を席巻した「ヘッジファンド」からは、投資資金の引揚が殺到し、事実上の倒産が続出しているそうだ。これも「自業自得」である。丁半博打に同情の余地はない。「敗軍の将」は、自分で首を吊るか、ピストル自殺して、ケジメをつけてもらうしかない。各国政府が「公的資金」を投入して、助ける必要は、まったくないのである。
◆東京、大阪など日本の株式市場でも、株価は、軒並み「大暴落」である。急激なる円高が進み、1ドル=90円台に突入、98円を記録したものの、終値は、かろうじて100円を回復した。この急変に顔色を失ったのは、日本経団連の御手洗冨士夫会長であった。緊急記者会見に臨み、真っ青な表情で、「日本経済の危機」を訴えたが、これも「いまさら何を」という感じである。勤労者の所得に対する配慮も薄く、輸出のみに専念してきたツケがいま、自分たちを襲っているにすきない。「国際競争力維持のため」と称して賃金をケチってきた報いは、潔く受けたらよいのである。勤労者の購買力、消費力を軽視しては、「内需拡大」は、望めない。急激な円高で、輸出産業の代表でもあるキヤノンが経営難に陥ろうと倒産しようと、消費者はひとかけらの同情もしないであろう。勤労者の所得を軽視しておいて「ジタバタ」は見苦しい。危機に瀕してからと言って、いまさら「うろたえるな」と言いたい。
◆こんな世界中を大混乱に陥れたサブプライムローン問題ではあるが、この際、二宮金次郎(尊徳)の偉業と古事を思い出すのも無駄ではない。「勤倹貯蓄の精神」を教えた偉人である。資本主義社会である以上、投資や投機は、必要不可欠であるけれど、その根底において「勤倹貯蓄の精神」を忘れるべきではない。「報徳訓」はもとより、「一円融合」「積小為大」「勤労」「分度」「推譲」という尊徳の教えの偉大さを、改めて見直してみるのも、無駄ではない。いまの世には、御手洗冨士夫会長のような「目先の利益」を追うことのみに夢中になる経営者は多いけれど、二宮金次郎(尊徳)のような「道徳」を基礎とする「経世家」は、極めて数少ない。
板垣英憲マスコミ事務所

ブログランキングけない限りである。
◆「奢れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し」とは、こういう様相を言うのであろう。いまは、「秋」であるから、「秋祭り」の後の虚しさに似ている。あれほど世界を席巻した「ヘッジファンド」からは、投資資金の引揚が殺到し、事実上の倒産が続出しているそうだ。これも「自業自得」である。丁半博打に同情の余地はない。「敗軍の将」は、自分で首を吊るか、ピストル自殺して、ケジメをつけてもらうしかない。各国政府が「公的資金」を投入して、助ける必要は、まったくないのである。
◆東京、大阪など日本の株式市場でも、株価は、軒並み「大暴落」である。急激なる円高が進み、1ドル=90円台に突入、98円を記録したものの、終値は、かろうじて100円を回復した。この急変に顔色を失ったのは、日本経団連の御手洗冨士夫会長であった。緊急記者会見に臨み、真っ青な表情で、「日本経済の危機」を訴えたが、これも「いまさら何を」という感じである。勤労者の所得に対する配慮も薄く、輸出のみに専念してきたツケがいま、自分たちを襲っているにすきない。「国際競争力維持のため」と称して賃金をケチってきた報いは、潔く受けたらよいのである。勤労者の購買力、消費力を軽視しては、「内需拡大」は、望めない。急激な円高で、輸出産業の代表でもあるキヤノンが経営難に陥ろうと倒産しようと、消費者はひとかけらの同情もしないであろう。勤労者の所得を軽視しておいて「ジタバタ」は見苦しい。危機に瀕してからと言って、いまさら「うろたえるな」と言いたい。
◆こんな世界中を大混乱に陥れたサブプライムローン問題ではあるが、この際、二宮金次郎(尊徳)の偉業と古事を思い出すのも無駄ではない。「勤倹貯蓄の精神」を教えた偉人である。資本主義社会である以上、投資や投機は、必要不可欠であるけれど、その根底において「勤倹貯蓄の精神」を忘れるべきではない。「報徳訓」はもとより、「一円融合」「積小為大」「勤労」「分度」「推譲」という尊徳の教えの偉大さを、改めて見直してみるのも、無駄ではない。いまの世には、御手洗冨士夫会長のような「目先の利益」を追うことのみに夢中になる経営者は多いけれど、二宮金次郎(尊徳)のような「道徳」を基礎とする「経世家」は、極めて数少ない。
板垣英憲マスコミ事務所

ブログランキングけない限りである。