一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

259  責め焚きやいつか消えたる蚊遣香

2011年05月28日 | 

(せめだきや いつかきえたる かやりこう) 

 

窯焚きには、窯や作品を乾燥させるための初期段階の「焙り(あぶり)」と1,300度に上昇させるまでの「責め焚き」、そして最終段階の「練らし」がある。最もハードなのが責め焚きだ。

 

 蚊遣香は、蚊取り線香のこと。穴窯を作ってから、最初の20年は年4回焚いていたから、どうしても真夏に窯を焚かざるをえない。唯でさえ暑いのに真夏に窯を焚くのは、尋常の暑さではない。

 

 その後、年3回になり、去年から年2回になったから、真夏に窯を焚くことはなくなった。この句は、10年以上前の句ということになる。

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 258  桑の実や犬が腹這... | トップ | 260  梅雨冷の詰まりて... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事