一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

260  梅雨冷の詰まりてゐたる休み窯  章子

2011年05月29日 | 

つゆびえの つまりていたる やすみがま) 

 

この句を見て思った。「やられた、一本取られた。不覚。30年以上も陶芸をやっていて、気が付かなかった。口惜しいけれど脱帽だ」

 

がらんどうの穴窯に梅雨冷えが詰まっている、とはよくぞ発見してくれたものだ。窯詰め、窯焚き、窯出しという一連の作業に気を取られて、休み窯の中の空気の存在に気付かなかった。

 

 まだまだこういう発見はあるのだから、陶芸の俳句は作り尽くした、などと決めつけてはいけない。章子さん、勉強になりました。有難うございます。

 

バラ(薔薇)


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