一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

234   葉桜や今も変わらぬ虚栄心

2011年05月02日 | 

虚栄心とは、「自分を実質以上によく見せようとする心」とある。となれば、虚栄心のない人など、この世にいるはずがない。但し、虚栄心をあからさまに出すか出さないか、つまり、自制心があるかないかが問題だ。

 

 若い頃から知っている、私自身の心の中に潜む虚栄心。ある状況になると、思わず出て来る、押さえようとしても押さえきれない虚栄心。

 そんな自分を嘆いているのか、持て余しているのか、諦めているのか、笑っているのか、作者の心の中は?

 

 いづれにしても、自分の心の中の見せたくないはずの汚点を俳句によって表現するのは、自制心のある証拠だ、と私は信ずる。

 

ツツジ(躑躅)

コメント (2)
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