一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

262   香水やさてと別れを告げに行く  真奈美

2011年05月31日 | 

昨日のNHKラジオ深夜便で、天野祐吉氏と富士真奈美氏の対談があった。江戸時代の「隠居」のように、年を取った日本人はもっと上手に遊ぶべきだ、というのが対談のテーマ。

 

 俳優、俳人の真奈美さんは、人生の遊び人。俳優・俳人の「俳」は、可笑しみ・遊びの意味があるから、正に上手に遊んでいる、という。

 

 掲句は、10年の結婚生活に別れを告げるべき時の俳句だそうだ。結婚生活という束縛から解放されて、今が最高の幸せとか。

 

身一つの身を深々と初湯かな

 

正月に一人で誰にも気兼ねせず、お節料理を食べたり、ゆったりと初湯に浸かるのが、最高の自由の謳歌で、「こんなに幸せでいいのかしら」だそうだ。

 

一茶忌や真面目になっちゃあおしまいよ

 

 いやいや、実に天真爛漫で楽しい。

 

 

 


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