一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1346   秋葉遊石俳句集 7

2014年10月16日 | 秋葉遊石俳句集

剥げやすい化粧のように夏果つる

 

墓参り身を知る雨に身をゆだね

 

菜の花や見つかるようにかくれんぼ

 

曇天下日傘時々にして雨

 

秋刀魚裂く包丁で道教えられ

 

木枯の公園を斜めによぎる

 

花の人指切りをしたままの女

 

夏大根引く力なし山は雨

 

神無月賽銭箱を覗きけり

 

草摘める女の背の丸さかな

コメント
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