一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1338   秋葉遊石俳句集 5

2014年10月07日 | 秋葉遊石俳句集

光と影と山茶花の白である

 

風誘う白き蹴出しや秋の果て

 

陰毛の白きもの取れ冬となる

 

かわたれの毛虫のごとく生きてみるか

 

越前の蟹身じろぎて冬となる

 

夏座敷柱鏡の山揺るる

 

肌に添ふ指白々と露寒し

 

日に透けし紅葉かくあり目交に

 

桃にみる球体の無限の羅列

 

八つ口に春の名残の風を入れ

コメント
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