一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1355   椋鳥の来てあつき紅茶の欲しきころ   一煌

2014年10月26日 | 

(むくのきて あつきこうちゃの ほしきころ)

  子育てを終わった椋鳥は、数千羽、時には数万羽の大群になり、大木などのある森を塒(ねぐら)とするようになる。

  江戸時代には、そのやかましさを田舎者が都会に来て騒ぐのにたとえたそうである。次の句は、一茶が自分を椋鳥と呼ばれて憤慨して作ったのであろう。

椋鳥と人に呼ばるる寒さかな   一茶

さて、椋鳥が現れるのは、丁度晩秋のうそ寒い頃であり、この句のように熱い紅茶がピッタリである。

カラスウリ(烏瓜)

コメント
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